>>470
> 需要が少なすぎて競争にならないから訳の質がいい物が出ない?

そうじゃない
英語の理工学書の翻訳の質はここ20年ほどの間に明らかに著しく低下した
その原因として考えられるのは、訳者が使命感を持たなくなり単に副収入とかの経済的で利己的な目的で翻訳をするようになったことと
それ以上に訳者が大衆化したことも大きい(かつてだと理工学書の翻訳は、ほぼ完全にいわゆる一流大学の教授の専権事項だったが今は全く違う)

またそういう一流大学教官による訳書であっても、近年は、ゼミで原書を読ませて学生(院生?)たちに素訳を出させて適当につなぎ合わせて
訳書として出版したのでは?と疑われるレベルの訳すら出現しているのは、明らかに近年の訳者のモラルの低下(使命感の欠如)の例だろう

近年の訳の質の低下に関してもう一つ重要なファクターとしては、最近の訳者が英語(特に会話面で)は達者になったのかも知れないが
明らかに昭和後期の訳者たちよりも日本語の文章力が低下していることだ(その結果として訳の日本語文が読むに耐えないレベルに堕している訳書が少なくない)