今日の授業では偶数丸め(銀行家の丸め)についてご説明したいと思います。
偶数丸めとは四捨五入などの端数処理の一つで
0.5未満ならば切り捨て、0.5超過ならば切り上げ
0.5ならば偶数になるように丸める方法です。

たとえば
0.5ならば0
1.5ならば2
2.5ならば2
といった塩梅です

四捨五入では0.5を切り上げるので
増加する方に誤差が蓄積します。

偶数丸めは四捨五入と比較して
誤差の少ない端数処理と言えます。

さて、VBScriptには端数処理を行う関数が複数存在します
それぞれの動作は次の通りです
https://dotup.org/uploda/dotup.org1568289.png

Round, CIntは偶数丸め
Int, Fixは切り捨て

VBScriptには四捨五入を行う関数は存在しません。

次回は偶数丸めを使った実践的かつ合理的かつハイパースペシャルな
処理についてご説明します。どうぞご期待ください。