>>11
何を以て中級と言えるか分からんが、
実用的なアプリを作るのに欠かせない技術や考え方を学ぶという観点なら
http://www.apress.com/us/book/9781430262503 を勧める。

タイムマシンを販売するWebストアを作るという体で解説が進む。
(なぜタイムマシンなのかは最後に分かる)
名前に Beginning とあるが、Beginning なのは第1部だけで、
第2部以降は実戦色が強くなる。

この本の大きな特徴は、第2部以降は必要性が出てきた段階で、
必要な分だけ Haskell の構文やライブラリや技術などの解説がされることが多いこと。
たとえばアプリのリソースの扱い方を学ぶ段階で初めて
IOモナドによる入出力の解説が登場するのは当たり前だが、
それと同じ章で Conduit や Binary Serialization の解説が登場する。
実用的なアプリの作成において、これらでリソースを扱うのが非常に有用だからだ。

入門書では前半で出てくるような型がこの本では後半で出ることもある。
入門書をしっかり理解できているのなら適当に読み飛ばしたくなる所もあると思うが、
そこで作った型や関数は後で使うことが多いので、復習と思ってぐっと我慢すべし。

個人的には、アーキテクチャレベルの章が無いのが残念。