>>199
しかし例外が素性が悪いのも事実だろ。
そして現在のソフトウェア工学はこれに対する解をまだ提供できてない。

オブジェクト指向は各オブジェクトを基底側のクラスで抽象化して統一的に扱えるからいいのであって、
例外は基本的に派生クラスでの対処が必要だから全く馴染まない。
そしてこれがJavaで繰り返されてる
「例外でコケるの止めてくれない?」「えっと?握りつぶせばいいですか?」
の根元だろ。
かといってC流のエラー番号&毎回いちいちチェック方式がいいというわけではないが。

C++流のオブジェクト指向はほぼ全てのメジャー言語に広まった。これは出来がいいからだ。
同様に、ラムダも出来がいいから最近採用されまくってる。
C++が当初これを持ってなかったのは結果的には単にC++が馬鹿だったからでしかない。
テンプレートも同様で、広まらないのは出来が悪いからでしかない。

例外がイマイチなのは、そもそも出来が悪いからだ。
そして本質的に、例外方式では非同期/ベクタ(SIMD)には対応できない。
同期で済むところを非同期で書かされるJavaScriptも相当ウザイが、
今後のプログラミングのトレンドが
マルチスレッドによる非同期やGPU活用の為のベクタライズ(SIMD)に進むとしたら、
今現在の『旧式』の例外をコードに含まないようにしておくことはかなり意味がある。
googleが過去にこだわっているだけだと見るのは勘違いだと思うよ。

まあいずれにしろ、C++は今後とも「全部入り、使うかどうかはおまえら次第」を目指すようではあるし、
そういう言語が一つくらいあってもいい。
だからこそ、各自でその機能をどこまで使うべきか考えないといけないし、
それを適切に出来ない人は、
誰かのコーディングルールに乗っかるか、C++を使うのを止めるかした方がいいと思うが。