>>63
もしかしたら >>60 の説明は「ずれて」いたかもしれないけど、例えば、言語仕様の
サンプルコードに高頻度に vector が出てくるので、それ自体がどうやって実装されているかを
調べることも重要になってくる。すると、initailizer-list なるものが重要であることがわかり、
vector の実装でそれがどう関係しているかも知りたくなる。それを知る前にまずは、vector template
の細かい仕様を調べたくなり、以下を見るとする:
https://en.cppreference.com/w/cpp/container/vector

↑は冒頭部分からしてこうなってる:
template<
 class T,
 class Allocator = std::allocator<T>
> class vector;
(1)
namespace pmr {
 template <class T>
 using vector = std::vector<T, std::pmr::polymorphic_allocator<T>>;
}
(2) (since C++17)
1) std::vector is a sequence container that encapsulates dynamic size arrays.
2) std::pmr::vector is an alias template that uses a polymorphic allocator

これは、初心者には難しすぎるし、実装を調べたいような上級者には情報が不足しており、
「帯に短し襷に長し」状態である(ちゃんとした説明になっていないのだ)。
上の部分を見た場合、最初に、allocator とはなんなのか、ということが疑問になる。
そして、allocator を調べなくてはならなくなる・・・・。

まず、vector とは何なのかが大まかに知りたかった人にすら、これでは難しい。
例えば、Ruby なら、[a,b,c] は、リストといって、集合です、と説明して
わずかなサンプルでもその全体像が分かった気がしてくる。
それとは全然違うことになってしまっている。