>>432
「文脈」という意味で、例えば、Graphic の Context の場合なら、
・現在の foreground color
・現在の background color
・現在の font
・「カレント座標」 (MoveTo() などで設定する LintTo() の開始座標)
・現在の Clipping 領域。
・現在の 原点の位置。

などを記録しているオブジェクトのようなこと。だから、もし、同じ
Window に対して 2つの Graphic Context を持てば、それぞれで別々の
カレント座標や、foreground color、Clipping Region を持つことが
できて、瞬時に切り替えたりできる。これが、Win32 の Device Context
に相当する。

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CPU の Cotext の場合、IA32BIT の場合なら、
汎用レジスタ: EAX, EBX, ECX, EDX, ESI, EDI、EBP
命令ポインタ: EIP
スタックポインタ: ESP
フラグ: EFALGS
セグメントレジスタ: CS, DS, ES, FS, GS
浮動小数点レジスタ: ST0〜ST7

などが該当する。この Context を細かく時間を区切って切り替えることで、
MultiTask が実現できる。MultiCore CPU の場合は、それぞれの Core が
別々の Context を同時に持っていることになる。