「Rust言語」をWindowsプロジェクトに適用してみた、Microsoftの事例
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1911/12/news050.html

欲しい機能がまだまだある、Rustコミュニティーとも協調

Rustは比較的歴史が浅いため、Microsoft社内の開発に使うことを考えると、よく使う言語機能であっても欠けているものがあるという。
その最たるものは、安全な変換(“プレーンな古いデータ”型をrawバイトと間で相互に安全にキャストする)やCスタイルの共用体の安全なサポート、誤りを許容する割り当て(割り当ての失敗でパニックに陥らず、所定の手順で停止する)だ。

Cargoには優れた単体テスト機能が組み込まれているため、開発者が本番コードと同じファイルにユニットテストを記述して、開発中に簡単に実行することができる。だが、Microsoft社内の大規模で複雑なビルドシステムでは、Cargoをビルドツールとして利用できない。
そこでCargoチームとの間で、複雑なビルドシステムを持つ大企業がCargoを利用できるようにするための話し合いを開始している。