>>282
6809 は複雑性と性能のバランスが取れたいい CPU だと思う。
友人は、6809 だったら脳内で逆アセンブルができたが、
「Z80 は命令型が直交していないので、ちょっと難しい」と
言っていた(笑。それでも無理だとは言わなかった)。
Z8000 は、i4004 の設計者である島 正利さんが、
i4004→i8080→Z80 ときて設計してきた「人類最後の
CPU の芸術品」だという評価があって、その先になると
「CAD を使わないと設計は無理」と云われていた。
じっさい、回線数にしろゲートの数にしろ最小限に
抑えられているそうで、そのぶん放射線にも強いとかで
ICBM の制禦にも使われているらしい(軍事秘なので
知ったこっちゃないんだが)。
そういった観点からいうと、制禦用のプロセッサは
けっこう好き(フェアチャイルドの F-8 とか、宮永さんの
お気に入りだったナショナル・セミコンダクタの SC/MP2 とかは
美しい CPU だと思う)だ。
Z80A は、ワンチップ百円を切って「電算業界のコメ」と云われていて
複数チップで並列処理もできた(「スペース・インベーダー」は Z80 を
5チップ使っていたとか)し、現在でもパチンコ台は Z80A を使っているとか。
F-8 も、ミシンからジェット戦闘機まで使われて現役らしい。
そういう古臭い CPU で機械語とかアセンブラとか(さすがにオンオフとかは
現実的ではないが(笑))で勉強する(メモリ空間が 64K なので、EPROM が
8K で SRAM が 32K とか)のも、パズルだと思えば面白かろうと思う。