>>242
むしろResult型は美しく大元は数学の圏論のモナドから来ている
HaskellのMaybeモナド = ScalaのOption = RustのOption = 有か無かの二択
HaskellのEitherモナド = ScalaのEither = RustのResult = AかBかの二択
そしてRustではOptionもResultも値格納付きenum(=タグ付きunion)で表現している

RustのResultもEitherと同じくAまたはBの二択にも使えるが
9割以上の使用方法では特に Aを正常値 Bを異常値(エラー値) として用いる
そのため enum型である Result<T,E> は タグOk(T) と タグErr(E) で構成されている
ここで Tは正常値の型T を示し Eはエラー値の型E を示している

つまり Result<T,E> は2つの型を合成して1つの新たな型として扱うことが出来る
これにより様々なエラー処理が非常に簡単となり各演算(and, or, 変換(map), default値)や
Resultを要素とするイテレータの各演算(map, filter, fold, collect)の各Result版を統一的に扱える

単純にエラー時に上位へエラーを伝播させる場合もRustでは単純となる
例えばGo言語では正常値valとエラー値errの多値で返し以下のようになる
 val, err := func()
 if err != nil {
  return err
 }
Rustでは以下の「?」オペレータ1文字追加でよい
 let val = func()?;
ここでfunc()はResultを返しておりそれがエラー値Err(err)の時はその値で即return
そして正常値Ok(val)の時の処理のみに記述コードを専念できる