きみたちは一度これを読んだほうがいい
Rust GUI の決定版! Tauri を使ってクロスプラットフォームなデスクトップアプリを作ろう
Chapter 03 Tauri の概要
https://zenn.dev/kumassy/books/6e518fe09a86b2/viewer/168468
より
アーキテクチャ
Tauri のアーキテクチャを図示すると、次のようになります
https://storage.googleapis.com/zenn-user-upload/e215aef57b0a-20220610.png
Core Process はアプリケーション全体のライフサイクル管理を行ったり、 OS のインターフェース(メニューや通知など)の操作、 WebView Process の管理などを行います。
Core Process のコードは Rust で記述されるので、標準ライブラリも crate.io で公開されているライブラリも利用できます。 Tauri は非同期ランタイムとして tokio を利用しているので、非同期 Rust も使えます! Rust のコードはアプリケーションのビルド時にネイティブコードにコンパイルされるので、高速に動作します

WebView Process は Web コンテンツのレンダリングを行うプロセスです。通常の Web ページと同様に、 index.html, JavaScript, CSS から構成されて、 wry にラップされた WebView で動作します。
Tauri の JavaScript API を利用することで、 Core Process と通信したり、ファイルシステムにアクセスしたり、通知を表示する、などの操作が可能です。
WebView Process から WebView のサンドボックスを超えていろいろな操作できてしまうとセキュリティ上問題になることがあります。そこで、 tauri では JavaScript API で利用する API を allowlist に明示的に記述する必要があります。 Electron では preload スクリプトによって Renderer Process に公開する API を制限できましたが、同様の仕組みは allowlist で実現できます。

Tauri でアプリケーションを作ると Electron とは違い、 Chromium と Node.js 実行環境をバンドルする必要がないので、アプリケーションのサイズを小さく保つことができます