そういう戦略をとっている有名なプログラムもある。
確保したメモリが結局はプログラムの最後までほとんど使用されっぱなしだということがわかっているなら
ちまちま管理しなくても終了と同時に全部が回収されることをあてにしても総合的なメモリ使用量は変わらない
(むしろ free のコスト分だけ節約できる) という考えをすることはあって、
リンカの LLD や Mold がそういう戦略をとっていたはず。

http サーバの h2o はセッション単位でドカンとメモリの確保と解放をしてる。

つってもプログラム全体のメモリについて見通しが立てられるということと
実行環境の事情を把握してるからそういう戦略を取れるのであって、
普通は小さなモジュールに分割するし、モジュール単位でメモリ管理に矛盾がないように設計するので
結果的にチマチマした確保と解放になる。

そこそこの規模になるとプログラムを分割せずに把握するのは大変なので凡人は小さな単位で
確保と解放をするように設計するのはしょうがないよ。