新世代プログラミング言語 【日経Tech】
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21世紀に生まれた新しいプログラミング言語を採用する企業が日本でも少しずつだが増えている。
手軽にアプリケーションを開発する用途には不向きだが、システムプログラミングにおいては抜群の適性を発揮する。
新世代プログラミング言語の使いどころを、先進企業の実例を通してみていこう。

新世代言語が得意とするのは、大量のトラフィックを多数のプロセッサコアを活用して並行処理したり、
高速な処理を実現しつつメモリーを安全に管理したりするプログラムの開発だ。

米グーグルは2021年4月、AndroidOSの開発言語にRustを追加したと発表した。
これまでは主にC/C++を使っていた。Rustであればバッファーオーバーランなど
メモリー管理に起因するセキュリティー脆弱性が生まれにくくなる点を考慮して採用したという。
グーグルはLinuxカーネルの開発にRustを適用しようともしている。
米マイクロソフトも2019年、RustをWindows OSの開発に使用する研究を始めたことを明らかにしている。

Goはグーグルが開発を始めたプログラミング言語で、動画配信サービスのYouTubeや
コンテナ管理ツールであるKubernetesの開発に使っている。