AIソフト開発向け言語Mojo発表
―Pythonの使いやすさとC言語のパフォーマンスの組み合わせ
https://gihyo.jp/article/2023/05/mojo

すべてを1つの言語で記述
Mojoは使いやすいPythonの部分と、C、C++、およびCUDAを必要とするようなシステムプログラミング機能が組み合わされている。自動チューニングとメタプログラミング機能を備えた次世代コンパイラテクノロジーによって、プログラムに型を追加することでパフォーマンスが大幅に向上し、Rustのようなメモリ安全性をもたせることができる。

Pythonをはるかに超えるパフォーマンス
MojoはすべてのAIハードウェアへのアクセスを可能にするMLIR(Multi-Level Intermediate Representation)を使用している。 これにより、Mojoはスレッディング、およびTensorCoreやAMX拡張機能といった低レベルのハードウェア機能を使ってアクセラレーターを利用できる。同社によると、Mojoがハードウェア機能を最大限に活用し、マンデルブロのような数値アルゴリズムを実行する場合、Pythonよりも35,000倍高速に動作するという。

Pythonエコシステムを利用可能
Mojoは単にPythonライクな言語というだけではなく、Numpy、Pandas、Matplotlibなどのメジャーなライブラリをはじめ既存のカスタムPythonコードを含むPythonエコシステムへのアクセスも提供される。