【海外記事紹介】Rustにはガッカリしている
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11月24日、bykozyが「Blog - Rust is a disappointment」と題した記事を公開した。この記事では、Rustが期待されてきた「C++の後継候補」としての役割を十分に果たしていないのではないかという問題提起を行い、とくにコンパイル速度の遅さ、言語としての複雑さ、メモリ安全性と信頼性のトレードオフ、可変共有状態の扱いにおける限界について詳しく紹介している。

筆者はRustの中核的な問題として、次の4点を挙げる。

1. コンパイルが非常に遅く、本質的に速くなりにくい。
2. 言語としてC++並みに複雑であり、所有権やライフタイムの管理が常に開発者の負担になる。
3. メモリ安全性を過剰に優先した結果、実用上の信頼性や開発者の「正気」が犠牲になっている。
4. GUIやDB、大規模な状態管理など「大量の可変共有状態」を扱う用途では、設計・実装ともに向いていない。

そのうえで、「Rustが良いか悪いかではなく、膨大な工数が投じられた結果、棚から取ってそのまま使える“そこそこの言語(mediocre)”に落ち着いているに過ぎない」という評価を示す。