>>196
C には配列の要素を指すポインタとは別に配列を指すポインタというものもある。
こんなことが出来る。

int foo[10];
int (*bar)[10] = &foo;

このときの bar の型は int(*)[10] ということになるわけだが……。
型情報として長さが含まれるのはかえって邪魔だ。
大抵の配列を受け取る関数 (str系やmem系など) は配列の大きさが固定ではないから。
配列の先頭要素で配列を代表させる (それが簡単な記法にする) ほうが都合がよかったんじゃないかと思う。
配列全体をひとつの値として扱いたい場合のほうが少ないだろうという判断もそれなりに合理的じゃないかな。

いまどきの言語 (Go とか Rust とか) は範囲を表すスライスという概念を導入して解決してるけど、
C の登場時期だと 2 ワードのオブジェクトを基本型にするのってなんかヤじゃない? と思ったとしても仕方ない。