yaccとは、"yet another compiler-compiler"(さらにもう一つのコンパイラ-コンパイラ)という意味で、
yaccの開発者である、スティーヴ・ジョンソン氏が当時(1972年頃)に存在していた同種のプログラムの多さを
皮肉った言葉に由来している。yaccはその中で生き残ったごく少数のうちの一つである。

lexはyaccがパーサーを作成するのと同様の方法で字句解析ルーチンを作る。即ち、自分の言語の字句規則の
仕様を正規表現と、その正規表現に一致する文字列が見つかった時に、実行すべきCプログラムにより記述すればよい。

lexとyaccは、我々が既に書いてきた字句解析ルーチンと同一のメカニズムで、共同して働く。