1990ロッキング・オン

−Xがそれまでやってた音とかスタイルとかをこうした方が良いんじゃない?とかって意見したんですか?
ヒデ「あのね、ギター的なアレンジは結構任されたのね。結構俺とかタイジとかに任されてた」
−それまでのギターっていうのは、その例の17歳の子が速弾きでピキピキ弾いてるだけみたいな感じだったんだよね?
ヒデ「ん−…って俺は思ったんだけどね」
−じゃあリフとかカッティングとかが入ったのはヒデが入ってからなんですか?
ヒデ「ん−カッティング云々ていうかアレンジ自体がね。うん。なんか構成がなかったんだよね。いわゆるインストで聴かせる部分ていうのが」
−じゃあただ歌メロで走る感じだったんですか?
ヒデ「うん。(略)でもメロディがやっぱり要だっていうのは、それは今のXでも変わんないけど」

−でもそういうインスト部分が非常に欠けてたわけでしょ?
ヒデ「そう。で、紅をやってなかったんですよ。それで ”なんであの曲やらないの?”って言う話になって。あんな良い曲っつって。
”みんなでアレンジしてやろうよ”っつって。で今のアレンジになったって言う。
結構あのアレンジはタイジが考えてきたりね。」
−じゃあヒデが入ってからバンド内の活性化が進んだんじゃない?曲自体は良いんだからもっとアレンジ変えようよって
ヒデ「そうそう。でもそれはタイジとかも思ってたし。そういう奴が複数になったからってのも、あんじゃないかな」