[白鯨]ハーマン・メルヴィル[バートルビー]

1吾輩は名無しである2011/01/08(土) 10:22:49
アメリカ文学の巨人のスレッドがしばらくなかったので立てておく。

459吾輩は名無しである2016/07/12(火) 20:44:10.22
白鯨読んだらなんかなるの?

460吾輩は名無しである2016/07/12(火) 21:13:07.50
実用書でも読んでろ

461吾輩は名無しである2016/07/20(水) 09:49:52.82
>>455
白鯨は版画イラストに価値がある
イラストの綺麗なやつにしなさい

462吾輩は名無しである2016/07/20(水) 11:07:28.82
「ピエール」は文体に古いものを使っているからだと思うが
朗読 CD がない。難しいがとても優れた文章だと思う。
一生かかっても読み切れそうもない。

463吾輩は名無しである2016/07/20(水) 23:16:47.68
柴田元幸の部分訳が、大胆狙いで糞だな

464吾輩は名無しである2016/07/27(水) 20:23:50.65
>>462
遅いレスだけど今年の5月に朗読CD発売されましたよ
結構発音なんかはよい感じです

465吾輩は名無しである2016/07/28(木) 14:23:57.76
>>464
どうもありがとうございます。
CD がないかを調べたのはもう2年くらい前だったんです。
MP3 なので1枚というのは有り難いですね。
でも、英語も知らない単語が多いし、中身が分かってないからw

466吾輩は名無しである2016/07/29(金) 20:24:48.04
>>465
正直なところ、朗読に向く小説でないのは確か
「天使は天使でしかないという偏見」
there prevails a sort of prejudice against angels, who are merely angels and nothing more

467吾輩は名無しである2016/07/30(土) 16:34:39.38
天使なんかじゃない…

468吾輩は名無しである2016/07/30(土) 23:27:00.02
>>467
そうじゃなくてangelってのがそもそも伝令者っていうのがもとの意味になっている

坂下訳だと
「天使(マーレフ)はただの伝令者(シュリーエフ)に他ならないなどと言う偏見もそうであろう」
邦訳ではわざわざヘブライ語を持ってきている
mal'akh:ヘブライ語聖書で一般に使われている天使(原義messenger)
shaliyah :天使においても人間においても使えるmessenger
ピエールって言う小説は一見通常の言葉を使っているように見せて思いっきり聖書の単語を使っている
しかも天使の伝令だけでなく神々しさ・美しさ(天使性)を強調して描写するのはただの婚約者に過ぎない
主人公はキリストとして描写されるし、頭が狂ったと言われるにふさわしい変な小説なわけです

469吾輩は名無しである2016/07/31(日) 08:36:37.90
>>468
シャレのつもりのカキコが勉強になるレスが付いてた!
面白い話ありがとうございます

470吾輩は名無しである2016/07/31(日) 21:42:56.13
旧約の「マラキ書」のマラキは "My messenger" という意味だと習ったわ

471吾輩は名無しである2016/08/23(火) 18:39:50.82
>>463
柴田はピンチョンの翻訳でも微妙だったしな
訳文に関しては八木の方が一枚上手だと感じる

472吾輩は名無しである2016/08/24(水) 08:19:50.08
クィア短編小説集 名づけえぬ欲望の物語 (平凡社ライブラリー)
発売日:2016/08/16

「わしとわが煙突」 ハーマン・メルヴィル
「モッキングバード」 アンブローズ・ビアス
「赤毛連盟」 アーサー・コナン・ドイル
「三人のガリデブの冒険」 アーサー・コナン・ドイル
「ティルニー」 ワイルド
「ポールの場合」 ウィラ・キャザー
「彫刻家の葬式」 ウィラ・キャザー
「アルバート・ノッブスの人生」 ジョージ・ムア

473吾輩は名無しである2016/08/24(水) 17:10:39.25
河出書房の世界文学全集ブックオフでゲット

474吾輩は名無しである2016/08/25(木) 22:48:32.31
シン・クジラ

475吾輩は名無しである2016/08/25(木) 23:05:40.24
チョン・クジラ

476吾輩は名無しである2016/08/25(木) 23:24:42.88
メロ・ヴェロ

477吾輩は名無しである2016/09/06(火) 21:14:03.98
2010:moby dick

でかけりゃいいってもんじゃない、ってことを教えてくれる映画

478吾輩は名無しである2016/10/19(水) 22:50:48.95ID:cWTzUC0O
http://time.com/4534903/moby-dick-chapter-one/

昨日が白鯨が出版された日だったんだね。

479吾輩は名無しである2017/01/28(土) 10:08:19.51ID:CYgKGMve
メルヴィル作『クラレル』
http://haruorusu.web.fc2.com/clarel.pdf

480吾輩は名無しである2017/02/01(水) 19:18:20.13ID:IYxzc0hd
90 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 367f-I0VL)[sage] 投稿日:2017/02/01(水) 19:06:55.67 ID:NMqkB8BL0
ナンタケット島に入植したクエーカー教徒たちが捕鯨産業を始めたという歴史があるらしくて
エイハブ船長や登場人物達は皆thou, thy, theeみたいな、クエーカー教徒風の古い表現を使ってるのを原書読んだときに知った
"I tell thee thou must not follow Ahab now."とかみたいに

481吾輩は名無しである2017/02/01(水) 21:56:18.87ID:6rv0fxPH
訳注に書いてあることをなぜわざわざ得意げにコピペしてくるのかわからん

482吾輩は名無しである2017/02/16(木) 22:49:41.53ID:QKyskPTM
小谷野敦「藝術作品の価値というのは、科学的に証明できるようなものではないのである」
http://www.bookbang.jp/article/525912

メルヴィルの『モービィ・ディック』は、日本では『白鯨』と訳されていて、
しかしモービィ・ディックは鯨の名前なのだから、そのままの題で出すべきだと思う。
だがそれでは売れないと判断されるのか、阿部知二以来少なくとも十点の邦訳が出ているが、
今にいたるまで「モービィ・ディック」だけでだしたものはない。
私は大学三年の頃、カネがなく、古書店で新潮文庫のカヴァーなしぼろぼろの田中西二郎訳を上下巻百円で買ったのだが、
読み始めると夢中になって、
西浦和で家庭教師をしていたその帰りもう暗くなった西浦和駅で電車を待ちつつもむさぼるように読んでいたのを覚えている。
 しかし、何がそんなに面白かったかというと、これを伝えるのは難しい。
刊行当初、理解されずにメルヴィルは海洋冒険小説作家としての名声を失い、二十世紀に再評価されたと言うが、
たぶん今でも、何がいいのか分からないという人はいるだろう。もちろんさまざまな解説はある。
その博物学的な記述がいいのだとも言えるし、私はそこに女性嫌悪を見出したりしたが、
そういう説明は結局でかい鯨を撫でるようなもので、
面白くないと言っていた人が、そういう解説で、なるほど! と急に面白く思えるようになったりはしないものである。

483吾輩は名無しである2017/02/16(木) 23:21:22.78ID:BMala02m
ビーートたけし「あああーん!あべぴょーん、らめえええええええー!ひぎーぃ!アナルが裂けちゃううううううっ!うぐっ!ほっほい!」

484吾輩は名無しである2017/08/05(土) 22:53:14.53ID:yEyuCuwm
あげ

485吾輩は名無しである2017/08/15(火) 12:30:28.53ID:jAw4ZgJc
メルヴィル作『フォアトップマン』という作品があるらしいのですけれど、
邦訳はあるのでしょうか?
ご教示願います!

486吾輩は名無しである2017/08/31(木) 18:56:34.67ID:SYohWrst
>>485
ビリー・バッドの事じゃないの?

4874852017/09/07(木) 00:30:20.67ID:YYnNufhI
>>486
紀田順一郎の本に出ていたのです。
『ビリー・バッド』のことだろうと思ったのですが、
ちょっぴり自信がありませんでした。
レスありがとうございます!

488吾輩は名無しである2017/09/22(金) 17:11:55.96ID:kSiYNj9D
南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage

横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。

横浜市立南が丘中学校OB会

489吾輩は名無しである2018/02/17(土) 20:53:28.42ID:EGh8ALDP
ixion自殺したって、マジ?

490DJ学術 2018/02/18(日) 08:12:55.37ID:Iw2azgKT
エイハブにもりうちされてるようじゃあな。

491DJ学術 2018/02/18(日) 14:16:03.75ID:Iw2azgKT
ホイールやタイヤ回りに、下取り。

492吾輩は名無しである2018/02/19(月) 08:04:36.20ID:pUY5PF7P
おっ?超まじめ系スレ、みっけ!

493吾輩は名無しである2018/03/15(木) 17:42:32.08ID:nSfEkfJh
「ベニト・セレノ」(留守晴夫訳)を読んだ
アフリカへの帰還を願って船の中で反乱をおこし、シージャックを指揮した黒人奴隷バボが、訳者解説で一方的に「恐るべき悪党」「戦慄すべき悪魔性」と悪の権化みたいに形容されていて、思わず「造反有理!」って叫びたくなったわ

494吾輩は名無しである2018/03/15(木) 19:45:25.26ID:DPdnMGpj
白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)
ハーマン・メルヴィル (著), 千石 英世 (翻訳)
出版社: 講談社 (2000/5/10)

白鯨 上 (岩波文庫)
ハーマン・メルヴィル (著), 八木 敏雄 (翻訳)
出版社: 岩波書店 (2004/8/19)

ビリー・バッド
ハーマン・メルヴィル (著), 留守晴夫 (翻訳)
出版社: 圭書房; 初版 (2009/8/7)

バートルビー/ベニト・セレノ
ハーマン・メルヴィル (著), 留守晴夫 (翻訳)
出版社: 圭書房; 第一版 (2011/1/10)

タイピー 南海の愛すべき食人族たち (シリーズ世界の文豪)
ハーマン・メルヴィル (著), 中山 善之 (翻訳)
出版社: 柏艪舎 (2012/3/20)

ビリー・バッド (光文社古典新訳文庫)
ハーマン メルヴィル (著), Herman Melville (原著), 飯野 友幸 (翻訳)
出版社: 光文社 (2012/12/6)

白鯨 (上) (角川文庫)
メルヴィル (著), 富田 彬 (翻訳)
出版社: KADOKAWA/角川書店; 改版 (2015/6/20)

書記バートルビー/漂流船 (古典新訳文庫)
メルヴィル (著), 牧野 有通 (翻訳)
出版社: 光文社 (2015/9/9)

495吾輩は名無しである2018/03/15(木) 20:34:45.86ID:JZMyky0F
>>493
造反有理、その通り
確かに、悪夢的存在としても書かれているとも思う
しかし、悪夢的存在であっても悪魔的存在とは書かれていないと思ってしまう
それは、バボは何も言わないで死んでいく、犯罪が露見したあと、悪魔的に自己正当化を行わないことこそがこの小説の凄さ
単に反乱を起こしただけでなく、悪夢のように事件が鎮圧されても憑りついている

それは力が衰えつつある、反乱におびえる「白人」に「暴発」のイメージが幽霊のように憑りついている象徴的な、表現ではないかと思う
「ベニト・セレノー」は古くから「幽霊船」というタイトルをつけられてきた通り、リアリズムではないシンボリズムの小説として読んでいる

496吾輩は名無しである2018/03/16(金) 00:36:22.20ID:oFqiJ45v
>>495
うん、本編についてはその通りだと思う
特に「デラノにとってのバボ」と「セレノにとってのバボ」が最後まで徹底的に対比的に描かれていて
決してバボ自体は一面的には描かれてないよね

訳者解説がバボにちょっと容赦無さ過ぎるかな、と思っただけ

497吾輩は名無しである2018/03/16(金) 01:23:05.58ID:kzFTvI8/
サン・ドミニク号が霧の中から姿を現すとき、サヤ・イ・マンタのインディアンのノゾキアナからこちらを窺っているリマの密通女の邪眼と似ている、と描写される
このサヤ・イ・マンタというのは目だけ出した真っ黒いベール
向こうからは見えるが、こちらからは眼しか見えない
船に乗り込んだデラノ船長は黒人が物も言わず眼だけぎらぎら見つめているさまを黒い頭巾の修道士の一団かと見まがう

バボというのは肉体的にも奴隷の中で矮小で、スペイン語を話せるだけ
奴隷の中にいる王族アチュファルに鎖を巻き付けて奴隷のふりをさせる
巨漢で元セネガル王への隠微な見せしめはセネガルでも奴隷だったバボ以外には理由が見出せない
奴隷たちもまた、神=バボの意図を知ることができず、「黒い修道士たちのように」従う
バボの頭は絞首刑になった後も晒されるわけだけれど、「狡知の巣箱」というその頭は「僧院」をにらみ続け、その僧院にセレノは三か月後に埋葬される

バボはセネガル人なのだけれど、なぜ「インディアンの覗き穴」とされているのか?
ただ黒人名だけでなくて、インディアン根絶作戦(マニフェスト・デスティニー)を遂行しながら、無意識に住み着くインディアンに恐怖するアメリカ人を描いていると思う
ちなみにバボにだまされて、「反乱なんか忘れてしまえ、自然は美しいじゃないか」とセレノを励ますデラノ船長は、フランクリン・「デラノ」・ルーズヴェルト大統領の先祖で、100年後にラルフ・エリスンが「見えない男」を書く

498吾輩は名無しである2018/03/16(金) 12:56:52.90ID:kzFTvI8/
白鯨を書いた直後のメルヴィルのホーソーンへの手紙
考えうる限り最も邪悪な小説を書くことができました
しかし終わりではありません
クジラよりも大きな怪物、クラーケンがいるのです

そして書かれた「ピエール」
静謐な海面から突然巨大な触手が屹立し、大海原の弧船を深海へ引きずり込む

その暗い触手が主人公を破滅させる様は白人に絡みついて覆いかさばる、黒い髪、サヤ・イ・マンタになぞらえられる
主人公の父が先住民族を強姦して生まれ、主人公を死に至らしめる異母姉イサベルは黒くて暗い髪の「眼だけが光る」密通女となり、大天使ルシファーたる完全無欠のいいなづけルーシーから主人公を寝取る

この女性はバボそのものなのだ
悪魔ではなく、悪夢であり、原罪であり、居座るバートルビーそのもの

499吾輩は名無しである2018/03/16(金) 13:08:59.01ID:kzFTvI8/
イサベルとは悪王エイハブの妻
孤児イシュマエルを破滅させ、タシュテゴや「アメリカ」を皆殺しにして自死するエイハブ
ただ一人理想的な白人ピエール(石=ペテロ)を砕き、光を陰らせるイサベル
石に覆いかぶさる黒い髪が絡みつくvine(蔦)と表現される

黒さ(dark)は犯罪を覆い隠し、父の犯した罪の隠ぺいを破壊してたどり着く息子と同根であり、息子を破壊しながら愛し、その死に縋りつく
バートルビーの失職は「政府がOfficeを閉鎖したから」であり、その時期に閉鎖されたOfficeはインディアン管理局のみ
インディアンとの果たされなかった契約(Dead Letter)をひたすら筆写し続けていたバートルビーは、ほかの仕事に就くことを拒み続け、別の場所に移動させられることを拒む
「私はそうしたくはないのです」
語られない過去に何を、してきて、裏切られたのか
バボーイサベルーバートルビー

500吾輩は名無しである2018/03/16(金) 15:41:28.59ID:yTw89GmI
50o

501吾輩は名無しである2018/03/16(金) 15:51:05.71ID:yEKRi7f1
はい、放置
https://goo.gl/HNFoj3

502吾輩は名無しである2018/03/19(月) 23:56:55.39ID:DL8YO752
ハーメル

503吾輩は名無しである2018/12/02(日) 18:12:22.31ID:ezIwR/kh
新潮文庫の上巻で挫折した
船に乗るまでは面白く読めたんだが・・・
みんなすごいね

504吾輩は名無しである2018/12/03(月) 11:32:18.64ID:F78L5GLC
ワクワクしながら読める小説だな

505吾輩は名無しである2018/12/03(月) 19:43:17.56ID:OsQsecBQ
「ピエール」はハムレットの再解釈版だと思うけどなあ
ハムレットが懐疑の中で運命に抗いつつ行動し、
やがて破滅していく近代人の雛型なら
「ピエール」はその懐疑すら「運命」の中に組み込まれた
装置に過ぎないというもので
挙句の果てにバートルビーのように何もしないことのみを選択して
やはり死んでいくという境地にたどり着く

ここまでいくと殆どカフカの断食芸人のようなものだけど
メルヴィルはカフカの半世紀以上も前にこういう境地にたどり着いている
「ボヴァリー夫人」や「白痴」のようにある種の理想主義への幻滅があったのだろう
理想のみではなく思考自体への懐疑も射程に含んだものだろうから
そんな事をすると小説自体が成立しなくなる地点にまで追い込まれかねない

506吾輩は名無しである2018/12/07(金) 22:42:01.02ID:zHWm0nsG
とりあえず新潮文庫を再開してみた
1回10ページづつゆっくりと進めていこう

507吾輩は名無しである2018/12/14(金) 22:02:31.54ID:E6zi1GpE
文庫はどこの出版社のが一番読みやすいですか

508吾輩は名無しである2018/12/14(金) 23:47:56.80ID:B7Kr3PD5
とりあえず上巻を読了
このペースだと今年中に読み終わるかどうか・・・
だんだん面白くはなってきたが

509吾輩は名無しである2018/12/15(土) 02:32:08.78ID:8AO6jGlt
岩波文庫の旧訳、阿部知二訳がいいよ

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