ウラジーミル・ナボコフ 6

1吾輩は名無しである2014/06/07(土) 02:03:51.31
さあ、語ろうか。

547吾輩は名無しである2017/10/13(金) 23:42:43.03ID:7jkT6eEt
>>543
そうではなくて、単に英語版とロシア語版でタイトルが改題されている
英語からの訳とロシア語からの訳で同じタイトルにするわけにはいかない
>>544
たとえば秋草さんのは「訳すのは私」(東大出版会)にある程度収録されている
個別に発表されたのはこのあたりがある
世界は注釈でできている―― ナボコフ『エヴゲーニイ・オネーギン』注釈と騙られた記憶
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/39238/1/55-004.pdf
ウラジーミル・ナボコフ『「エヴゲーニイ・オネーギン」翻訳と注釈』について
http://yaar.jpn.org/robun/kanto/24-Akikusa.pdf
ナボコフ訳注. 『エヴゲーニイ・オネーギン』」注解. 若島・皆尾・鈴木. 中田・吉川 (55ページ)
http://www.hmn.bun.kyoto-u.ac.jp/report/2-pdf/5_bungaku2/5_06.pdf
学術成果だから、個々人がそれぞれ10年前から研究続けているよ

548吾輩は名無しである2017/10/15(日) 06:22:28.54ID:jY/dVDrq
>>544
コピペするのはかまわないけど、きちんと読解ができるといいですね
秋草氏の論文のメモのごく一部
ウラジーミル・ナボコフの翻訳理論と『オネーギン』訳の生んだ波紋
(1) Paraphrasic(パラフレーズ的なもの)――形式上の便宜ゆえ、省略や付け足しをともなって原文の意訳をおこなうもので、この慣例は消費者 のせい、翻訳者の無知のせいでおこなわれる。
いくつかの言いかえはいきな言いまわしや慣用的な意識の魅力を持つことがあるが、学者は見栄えのよさに屈服するべきではないし、読者もそれにだまされてはいけない。
(2) Lexical (or constructional)(語彙的な、あるいは構造的なもの)――言葉の基本的な意味(およびその語順)を翻訳すること。
優秀なバイリンガルの管理のもとで、機械がおこなうことも可能だろう。
(3) Literal(リテラルなもの)――異なる言語の連想的・文法的な能力に可能なかぎり、原文の文脈に厳密に即した意味を翻訳すること。これだけが真の翻訳である。(Nabokov 1975: 1, xii-xiii)
ドライデンの三類型にならって、ナボコフは翻訳を三つに分類し、そして最後の “literal” なもの以外は翻訳ではないと切り捨てている。
ここに書かれているように、ナボコフが “literal” と定める翻訳は条件が非常に厳しいものであり、日本語で正確な翻訳という意味で使われる「逐語訳」という言葉よりも文脈上での正確さを求めている点でより深みのある概念だ。
ナボコフにとって「逐語訳」や「直訳」は次善の策である “lexical” にむしろ 属してしまう言葉に過ぎない。
ナボコフの『オネーギン』翻訳を語る上で鍵となるこの “literal” という形容詞について は、注釈のほかの場所でもくわしく解説されている。

訳注の序文でもナボコフは「脚韻を再現しながら、 “literally” に訳するのは数学的に不可能」と断定し、脚韻からの撤退を表明する(Nabokov 1975: 1 ix)。
ただし、ナボコフは脚韻からは撤退したが、韻律は手放さなかった。
その理由をナボコフは「英語散文はごく自然に弱強格になるという奇妙な理由で、弱強格の詩行はリテラルな正確さとまったく自然に結合するのだ」と説明している (Nabokov 1992: 135)。
実際『オネーギン』英訳で、ロシア語の弱強格はかなりの程度保たれている。

549吾輩は名無しである2017/10/15(日) 06:23:23.04ID:jY/dVDrq
脚韻からの撤退
ナボコフが犠牲にした最たるものが、「オネーギンの節」と呼ばれる複雑な押韻形式
これは各節14行からなるソネット式の連それぞれが、最初の四行が交代韻(AbAb)、
次の四行が連韻(CCdd)、次の四行が抱擁韻(EffE)、最後の二行が連韻(gg)で
構成されるというものだ(大文字は女性韻、小文字が男性韻)。
この入り組んだ脚韻が整然と繰り返されるがゆえに、『エヴゲーニイ・オネーギン』は「韻文小説」と副題されている
後に触れる論争を理解するうえでもポイントになるが、ヨーロッパ言語間で詩を翻訳する場合、韻文訳が通例である。
脚韻を用いた作詩が普及しなかった日本とは違い、多くのヨーロッパ言語では脚韻を用いた詩法が一般的。
ロシア語と英語では「音節アクセント詩法」を共用しており、翻訳のさい韻律も保持されることが多い。
英語にかぎっても、ナボコフ訳をのぞくほぼすべての翻訳で『オネーギンの節」がなんらかの形で再現されている。
実際、ナボコフも 1945 年の段階では韻文訳で『オネーギン』の一部を訳出していた。
この訳はエドマンド・ウィルソンにも好評だったが、ナボコフは韻文訳にたいして早い段階で限界を感じていたようだ。
1949年にはウィルソンに「もう韻を踏んだ翻訳はいっさいやらない――その専制君主ぶりはばかげているし、厳密さと折り合わない」とこぼしている (Nabokov 2001: 254)。
1955年に発表された論文「翻訳をめぐる問題:『オネーギン』を英語に」で、ナボコフは『オネーギン』を韻文訳することをこう結論している。
私が到達した結論は三つ。
(1)『オネーギン』を脚韻つきで訳すのは不可能である。
(2)テクストの変調と脚韻を、さらにはもろもろの連想やすべてとそのほかの特徴すべてを、一連の脚注で記すことは可能である。
(3)『オネーギン』の各連 14 行の脚韻を踏んだ四歩格を14行の、脚韻を踏まない、長さのばらばらな、二歩格から五歩格の弱強格に置きかえることでまずまず正確に翻訳することは可能である。(Nabokov 1992: 143)

こういうナボコフの議論を踏まえた上で、アーダやロリータのハイブリッド訳が生まれているようです

550吾輩は名無しである2017/10/16(月) 15:58:11.84ID:GsGZ8T82
亀井麻美 @kameiasami

ウラジーミル・ナボコフ『アーダ』 若島正訳、早川書房、2017年9月。
レールモントフの詩とかグリボエードフの『知恵の悲しみ』とか、日本の読者がどの程度ピンと来るかはわからないですが、ロシア語とロシア文学の知識が豊富で
あればあるほど愉しめる作品、という感じ。


亀井麻美??
@kameiasami

ロシア語が出来ないまでも、ヨーロッパの文学作品は古典から近現代に至るまで、英語は当然のこととして、独仏語程度は原語で読んでる読者が対象って感じ。
ハイブロウで性的に少々アブノーマルな人向けなのです(^^;

551吾輩は名無しである2017/10/24(火) 11:00:47.62ID:yciS2y5v
みんな『アーダ』に四苦八苦して、なかなか読了できないようで、書き込みが増えない

552吾輩は名無しである2017/10/25(水) 05:33:39.92ID:fdFXNWsu
買う銭ないんや

553吾輩は名無しである2017/10/25(水) 06:23:03.93ID:PLtKK4gx
ナボコフが自分レベルの読者に向けて書いた本だからな
英語ロシア語フランス語ドイツ語が出来て詩も散文も読めて原書でロシア語英語フランス語ドイツ文学を読み漁っている読者が基準という

554吾輩は名無しである2017/10/25(水) 11:40:45.09ID:NCWHvR4s
最近1ヶ月に買った本
ナボコフ『アーダ』上下 5400円
カブレラ=インファンテ『TTT』 3888円
フエンテス『テラ・ノストラ』 6480円
合計 15768円
学生やプータローでは無理でも、社会人ならこれくらい買える

555学術2017/10/25(水) 12:55:49.99ID:cg93qnch
なるほどナボコフはいいものなのか。誰かが読んでなたあ。

556吾輩は名無しである2017/10/25(水) 14:09:17.88ID:SNiSdU0K
血と汗の匂いの無い文学なんて俺は認めない。
所詮、お貴族様の限界だよ。

557吾輩は名無しである2017/10/25(水) 14:12:26.00ID:4Ely0OAu
>>556
血と汗の匂いのある文学でおすすめ教えて。読んでみたい。

558吾輩は名無しである2017/10/25(水) 14:37:41.85ID:SNiSdU0K
検索すれば、一杯あるだろう。
小林多喜二とか、徳永直とか、中上健次とか。

559吾輩は名無しである2017/10/25(水) 14:44:53.51ID:NCWHvR4s
>>556
ゾラを読めばいい
自分は労働者を描くゾラも亡命貴族を描くナボコフも好きだね
どちらも人間を描いていることは間違いないから

560学術2017/10/25(水) 16:10:40.94ID:cg93qnch
血と汗なんて永遠の古典かもしれないけど、時代遅れかもね。

561吾輩は名無しである2017/11/01(水) 13:07:48.40ID:O99Tbx/I
新潮社のナボコフコレクション第1弾が刊行されたが、約5000円はちと高いな
英語版からの旧訳は持っているが、一応買っておくか

562吾輩は名無しである2017/11/01(水) 13:57:52.01ID:O99Tbx/I
新潮社ナボコフコレクション
2017年10月 マーシェンカ/キング、クイーン、ジャック
2018年2月 処刑への誘い/戯曲2篇
2018年4月 ルージン・ディフェンス/密偵
2018年7月 賜物/父の蝶
2018年10月 ロリータ/魅惑者

「処刑への誘い」は旧訳タイトル「断頭台への招待」
「密偵」は旧訳タイトル「目」
「父の蝶」は本邦初訳 

563吾輩は名無しである2017/11/01(水) 19:17:05.64ID:Wv/IrTTQ
翻訳に10年…ナボコフの大作「アーダ」 若島正さんが40年ぶり新訳

http://www.sankei.com/life/news/171101/lif1711010017-n1.html

564吾輩は名無しである2017/11/04(土) 23:50:03.21ID:Mi2ZZMuv
ナボコフコレクション第1弾を購入した
さて、いつ読もうか
積読本が多くて困る

565吾輩は名無しである2017/11/05(日) 01:22:24.42ID:Ul3PH8UE
ばーか

566吾輩は名無しである2017/11/05(日) 20:42:39.59ID:rW25C95z
もともとお買い物コレクション自慢スレやで

567吾輩は名無しである2017/11/07(火) 01:49:19.27ID:1RRlYRio
今月号のすばるに掲載されているナボコフの奥様へのラブレター、
小説のように美しかった。

568吾輩は名無しである2017/12/11(月) 10:46:27.03ID:v3KgFkN4
過疎

569吾輩は名無しである2017/12/22(金) 16:21:12.43ID:uI9ibgGQ
「ナボコフ・コレクション」1巻目読んでるが
「マーシェンカ」と「キング、クイーン、ジャック」とで
翻訳の出来があまりにも違いすぎる

570吾輩は名無しである2017/12/22(金) 18:05:30.09ID:SVk4BKWw
>>569
詳しく

571吾輩は名無しである2018/01/07(日) 09:58:06.94ID:Qytowgj6
アーダ読んだけど。
大学で話てるからここでは書かないかな。

572吾輩は名無しである2018/01/09(火) 16:30:23.14ID:/WpXNhFH
あっそ

573吾輩は名無しである2018/01/15(月) 17:57:47.76ID:m/mQcGcU
風邪ひいたんでアーダ買ってきた
これ読んで治そ
旧訳で感じたあの感じは新訳でも感じられるかな

574吾輩は名無しである2018/03/17(土) 23:03:34.68ID:MurvztI/
過疎

575吾輩は名無しである2018/03/20(火) 00:46:02.42ID:dLQP5cKA
ナボコフコレクション第2弾がすでに発売されていた
高いからみんな買ってないんだろうな

576吾輩は名無しである2018/03/23(金) 15:42:14.12ID:JciN8tUX
新訳もの、軒並みタイトル変わってて、ちょっと受け付けない。
まあ、ン十年もひたすら旧タイトルを目にし続けてきたからなぁ。

577吾輩は名無しである2018/03/23(金) 22:01:26.49ID:KsDS6sir
>>576
英語版とロシア語版でタイトル違うんだから仕方ないでしょう

578吾輩は名無しである2018/04/21(土) 04:20:34.86ID:lGm9+0JR
新潮社のナボコフ・コレクション表紙がダサいな。
アーダ新訳のやつはかっこいい表紙だったのに。

579吾輩は名無しである2018/04/21(土) 05:40:19.65ID:1IINFmMA
penguin modern の小さいシリーズでナボコフが出てたので読んでみた
The Aurelian, Signs and Symbols, Lance の3編
読解力が足りないせいか霧がかかった様な感じだなあと思ったけど
ググるとそういう小説みたいだね、でも凄く興味が湧いたので
日本語の本探したら絶版だらけで高いのね、そのうちもう一度読んでみよう

580吾輩は名無しである2018/04/22(日) 05:17:32.93ID:Fsh6pTFF
小西昌隆さんの訳、読みづらいんだけど。
合わないのかな。

581吾輩は名無しである2018/04/22(日) 18:00:16.95ID:4dDLuLOY
藤林丈司

582吾輩は名無しである2018/04/26(木) 00:47:25.49ID:xL4O56Cn
来月発売のこれ面白そう


アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像 単行本 ? 2018/5/19
秋草 俊一郎 (著)
商品の説明
内容紹介
これが、『ロリータ』の内幕だ――

新大陸に移住後、『ロリータ』によってスキャンダラスな形で知られたナボコフは、いかにアメリカの大作家へと上りつめたのか。
芸術家、文学者へと意図的に自己イメージを操作しながら、亡命者から「世界文学」への道程を歩んでいった作家の姿を、本邦初公開となる膨大な新資料を通じて描きだし、従来のナボコフ像を一新する。図版多数。

著者について
秋草 俊一郎(あきくさ・しゅんいちろう)
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、ハーヴァード大学研究員、東京大学教養学部専任講師などを経て、現在、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。
専門は比較文学、翻訳研究など。著書に、『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』。
訳書にバーキン『出身国』、ナボコフ『ナボコフの塊――エッセイ集1921−1975』(編訳)、モレッティ『遠読――〈世界文学〉への挑戦』(共訳)、アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』(共訳)など。

583吾輩は名無しである2018/04/26(木) 01:27:57.35ID:mqs+muhU
長い間、ナボコフと言えば「複数の言語で書く亡命作家」というイメージが先行し、
7、80年代ころの一般的な印象では、貴族としてロシアに生まれ、革命後に亡命してイギリスのケンブリッジに学び、
ベルリンやパリの暮らしを経てアメリカに帰化した後に英語で発表した『ロリータ』で大成功、
晩年はスイスのホテルに住んで悠々自適、趣味のテニスや蝶の採集をしながら創作を続けた高踏的でゴージャスな作家、
といったところだろう。つまり、「国際化」が声高に言われ、バイリンギャルなどという言葉があった当時は、
エキゾチックな魅力のある、難解でエロチックな作家という、
わりと表面的でステロタイプ化したイメージが拭えなかったと思うのだ。
http://www.kotensinyaku.jp/archives/2017/01/006644.html
谷崎か

584吾輩は名無しである2018/04/26(木) 19:23:20.90ID:a7yo4YbC
世界で最も売れてる作家の一人 パトリシア・コーンウェルが小説中に、

若い女性達が自分の恋人が如何に高齢か自慢しあうのを中年女性が嘆くシーンや、
若い女性が「ねえ!今度の恋人 何歳だと思う?80歳よ!」と叫ぶシーンなどを書いている。

585吾輩は名無しである2018/05/24(木) 01:55:00.48ID:8c9aPtTP
青白い炎8月になったっぽいな
ついでにペイルファイアにタイトル変わってるが

586吾輩は名無しである2018/05/24(木) 14:11:33.02ID:xxk77xDG
https://twitter.com/fujiwara_ed/status/999516530235723776

富士川訳とよみくらべ楽しみ
ちゃんと誤訳は修正しといてもらいたいが

587吾輩は名無しである2018/06/05(火) 11:13:19.03ID:BddZHq0k
ワルツ読んだけどまあまあ。
戯曲がいいって沼野氏おすすめしてたけど、俺は小説のほうが好きだな。

588吾輩は名無しである2018/06/05(火) 18:34:49.41ID:UT0wMpIK
事件は面白かった。

589DJgensei artchive gemmar2018/06/05(火) 19:15:25.34ID:CWnGURUH
学歴に教師教員教授を置く、性差信仰間違えて、結果ロリコン体型?

590DJgensei artchive gemmar2018/06/05(火) 19:18:26.60ID:CWnGURUH
金太郎あめーよ。

591吾輩は名無しである2018/06/05(火) 23:40:16.40ID:91H5cWwh
麻生太郎はユダヤ人www

592吾輩は名無しである2018/06/20(水) 00:07:51.05ID:I0CzUwbQ
アーダを読みきるコツを教えてください

593吾輩は名無しである2018/06/20(水) 08:00:15.31ID:YoYNHKmG
賜物全部一気に読むのつらいね。
詩が苦手かも。
注釈とかも気にしながら読むから
なかなか先に進まない。

594吾輩は名無しである2018/06/25(月) 01:51:14.89ID:VKGBxebd
作品社のサイトみたらペイルファイアから
淡い焔にまたタイトルが変わってるw

595吾輩は名無しである2018/06/27(水) 14:15:29.63ID:0PVTu/Im
タイトルはころころ変えるべきではない
『青白い炎』でいいじゃないか

596吾輩は名無しである2018/06/27(水) 16:48:18.82ID:tOmp8nOP
この人の本に出会えて良かった

597吾輩は名無しである2018/07/13(金) 14:35:35.72ID:D0CleI+z
https://twitter.com/shun_akikusa/status/1016954351498063873

宇多田ヒカルのプロフェッショナルで青白い炎の作中詩を朗読だと

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