0001P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/14(火) 01:15:11.40ID:CjRBOlQ0
岩川ありさ『物語とトラウマ クィア・フェミニズム批評の可能性』
「多和田葉子、李琴峰、古谷田奈月、森井良、林京子、大江健三郎、岩城けい、小野正嗣といった現代作家の作品を丁寧に読み解き」
エーリッヒ アウエルバッハ
ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写〈上〉、〈下〉 (ちくま学芸文庫)
リアル書店で問い合わせしてもらったら、9月中旬以降に復刊されるとのこと。厳密に文学理論の本か私には分かりませんが、載せておきます。
ポール・ド・マン、『読むことのアレゴリー (講談社学術文庫)』(12月15日発売)
「批評界に大きな衝撃を与えるとともに、文学批評はもちろん、哲学・思想の領域にも深い影響を与えた巨人ポール・ド・マン(1919-83年)。」
五月女颯
ジョージア近代文学のポストコロニアル・環境批評(2023年1月14日発売)
「ジョージアを代表する二人の作家、イリア・チャヴチャヴァゼ、ヴァジャ゠プシャヴェラを対象に、二人の作品群をポストコロニアル批評として大胆に読み解いていく。ジョージア近代文学を環境・動物批評など新しい文学理論を駆使して解読し、新機軸を打ち出す。」
武田 悠一『読むことの可能性;文学理論への招待』(2017年8月23日)
「「テクスト理論」から「精神分析」まで、
「文学理論」の「定番」をわかりやすく解説、
今のわたしたちに意味のある形で実践する入門書!」
瀬戸賢一、宮畑一範、小倉雅明
『[例解]現代レトリック事典』
(2022年11月28日発売)
「人にアピールし、説得する時に働くレトリックのメカニズムとは?実例を挙げ、多彩な言語表現の有り様を72の技法を手がかりに解明。」
修辞学ということで文学理論に入らないでしょうか。
「これらの小説を、アイデンティティのあり方を多様に読み替え/書き換えていくクィア批評と、動物やケアなどをめぐる批評理論を縦横に組み合わせて読み解き、小説に内在する多様性や小説固有の強度を浮かび上がらせる。」
すみません、引用する部分を間違えました。
アニマルスタディーズまではいった体系的な本が出るのは
もう少し先か
0024吾輩は名無しである2023/04/30(日) 20:48:49.78ID:lRWgpSbJ
文学理論興味あるんだけど、何から入っていいか分からない
テンプレに載っている入門書から好きなのを読むといいと思います
若干中身が古いけどイーグルトン『文学とは何か』は入手しやすく通史的な記述となっているのでおすすめです
0026吾輩は名無しである2023/04/30(日) 21:18:31.44ID:lRWgpSbJ
親切なお方ありがとう読んでみます
0027吾輩は名無しである2023/05/01(月) 02:14:29.02ID:3VKo93tJ
説明文が難しいから他の本をワンクッションとして読んでから読んだ方がいいけど、ワードマップシリーズの『現代文学理論―テクスト・読み・世界』は幅広くて、読みごたえがあった
未だにワープロだとか古臭いものが出てくるのが惜しい点だけど。
0028吾輩は名無しである2023/06/23(金) 02:14:00.52ID:4/xKG3yH
文芸 2017年2月号 【特集】 春
河出書房新社
【特別対談】
◆渡部直己×斎藤美奈子
「批評よ、甦れ 『日本批評大全』刊行によせて」
斎藤 七〇年代に西洋式の批評理論の流れが紹介されて、流行ったことがあったでしょう。
テリー・イーグルトンの『文学とは何か』が紹介してるようなやつ。
印象批評から始まって、現象学、解釈学、受容論ときて、
構造主義批評、ポスト構造主義批評、フェミニズム批評やマルクス主義批評に行き着く、みたいな。
ああいう流れと日本の批評は全然違うということでしょうか。
渡部 欧米の批評に精通しているわけではないので、確言のかぎりではないですが、
あちらでは少なくとも、こちらのような逆流が平気で起こるということはないようです。
0033吾輩は名無しである2024/02/01(木) 16:01:11.09ID:kh4KnyM4
0035吾輩は名無しである2024/03/30(土) 20:06:46.16ID:RmhMzNVI
音楽ガチ分析チャンネル
てけしゅん音楽情報 | 今の音楽がわかる
0036吾輩は名無しである2024/04/15(月) 20:59:16.79ID:nazghfpk
偽日記@はてなブログ 古谷利裕
2024-04-08
⚫︎『ART AND OBJECTS』(グレアム・ハーマン)が扱っているのは、具体的な作品
というよりあくまで美術に関する言説で、作品そのものについて多少なりとも突っ
込んで書かれているのは、六章のダダとシュルレアリスムとの根本的な違いについ
ての部分くらいだろうか。だから、美術というより美学の本で、カントから始ま
り、フリード、グリーンバーグ、ローゼンバーグ、スタインバーグ、クラーク、ク
ラウス、ランシエールが扱われ、加えて、ダントーやド・デューヴ、フォスターな
どにも触れられる。扱われている人たちは、「モダニズムとの距離感」によって立
場を測れるような、つまり、批判的であったとしても割合とモダニズムの近傍にい
る人たちで、クレア・ビショップとかボリス・グロイスみたいな人には触れられな
い。要するに「古いモード」の中で書かれている。今、あえて、この「古いモー
ド」を(魔改造して)持ち出すというところに、ハーマンの意図があるはずだろう。
⚫︎「OOOの原理を用いれば何でも語れてしまうよ」というような危険さは、ハーマ
ンの書くものには常にあるように思う。でもそれは逆から考えると、OOOの原理を
どこまでも拡張して使ってみるという実験であり、ある装置を、どこまで拡張でき
るのか、実際に拡張してみるとどうなるのかを試しているのだとも言える。脇を固
めるよりも、とにかくどんどんやっていく(本を書きまくる)という姿勢に好感を持
っている。
606文字
0038吾輩は名無しである2024/04/30(火) 14:21:10.64ID:VtkeetCQ
AGE