>>196
ホーチミンが本格的な解放闘争を始めるのは戦後で、
また米国は戦後フランスを軍事支援して解放軍の対極に居た。
>>119
やはりハンバーガーヒルだな。戦場の兵士によく国論の分裂を
語らせて当時の米国全体の悩みが現われている。
ベトナムの内戦に米国の内紛を上手く重ねた映画はこれ
だけだろう。国内の内紛が原因で再度戦場に来る兵士の
姿はそのまま無駄に戦争継続した米国政治の姿だ。

実際の戦争でもよく挙げられるのはテト攻勢だがあれはメディアの
中での戦争ではなくて、やはりベトナムの内戦での北側の
作戦の失敗が米国内では内政崩壊の更なる契機になったと
言うことで内政における論理の違いがよく現われている。
物理的には圧倒的に被害が大きい北側が耐えていたのは
共産主義と言う非常に内戦に耐性がある体制を敷いていた
こともあるが、やはりホーチミンとその幹部がよく民心を
統率してきたこと。対して民主政治の米国は自らの論理で
自滅して行った。民心が離反したのが米国であるのは明白で
かつて戦争論でクラウゼビッツは戦争に勝つとは
相手の精神を破壊することだと言うような結論を導いているが、
物理的に圧倒していたはずの米国の民意が完全に後退したと言う
意味ではその通りだろう。