量産数の問題じゃない

@統治のインフラ発達と補給所の整備
A各補給所に鉄道ないし自動車で補給するための補給車などのインフラや手段が少ない
多分いすゞのTX90、97式燃料車の民生版や、陸海空版のほぼ一種がしようされるんだろうが
満州で円滑な補給作戦をするにはその車両が1000-2000両軍と民間で運用されないといけない
B遼寧港から奉天まで600km、奉天からハルピンまで600km、そこから満州国境まで600-800kmと満州は半径800-1000km
日本の面積の数倍と巨大すぎて、あまりにも巨大であるために日本以上に膨大な自動車需要を満たさなければ広大な範囲で十分な陸戦力の活動は不可能

Cおそらく各種のトラックは民間と軍で数万両規模なければ日本本土並のインフラレベルになれない
がそれだけの投資や生産を数年で行うのは不可能でないが難しい
言い換えれば日本の正規師団すべてを自動化するよりも巨大な民間インフラ投資をしないと満州で闊達な補給は維持できない

D戦車や火砲を合計1万両作るのは簡単だが満州で空陸を十分に動かすため数万両のトラックを供給して補給体制を確立させることのほうが遥かに難しい

という状況であるために満州でロシアをむかえうつのは不可能
・日本軍が満州でロシアを迎え撃つために戦車5000、火砲5000、航空機1万を満州に展開させる必要があるとして
・それらを生産する負担よりもトラック2-4万両を作って日本軍全自動化させて「維持」するほうが負担は大きい
・広大すぎる満州では鉄道は壊されるから自動化大前提で、戦車5000、火砲5000、航空機1万を維持するために5万両以上のトラックを生産し維持させる必要があり、その負担がもっとも巨大

とそういう補給、インフラ問題、だから物理的にロシアに打ち合えなくて、現実と実情知らずのソ連決戦説は補給を無視した正面戦力総あたり理論と
そもそも艦隊戦力ですら簡単に潰せないほど巨大(しかも日本海軍の対潜戦力の脆弱性はいうまでもない)である現実を無視した現実無視の願望主義、絵に書いたご都合主義とわかる