P-39の飛行特性はLaGG-3に似ている面があったという
LaGG-3に乗り慣れたパイロットにとっては、機種転換が容易だったことだろう

また、ソ連戦闘機の設計思想としては、
機関砲・機銃の機首集中配置の傾向が著しい
・Yakシリーズ、LaGG-3ともに、モーターカノンとプロペラ同調機銃の組み合わせ
・MiG-3はモーターカノン非対応エンジンで、プロペラ同調機銃を機首配置
 一部の型ではガンポッド方式で主翼下に機銃を追加(機首機銃を減らすことはなかった)
・La-5、La-7はモーターカノン非対応な空冷エンジンで、プロペラ同調機関砲を機首配置

英米から送られたハリケーンやP-40は歓迎されなかった
これらの機種は、機銃が主翼内配置であり、機首装備が無かった点が共通する

一方P-39は、翼下ガンポッドを取り外せば、ソ連の戦闘機設計思想と類似する
LaGG-3とそっくりな武装の組み合わせになるのだ
歓迎されて当然と言える