>>340
>なお、全力即時待機を必要としない低速巡航時の燃費低減を狙って、ガスタービン発電機の排気もHRSGに合流させる設計を目指す。
LM2500IEC(以下、甲)の排気熱量とM7(以下、乙)の排気熱量の差はどう考えてるの?
ボイラとかを甲に合わせると、乙のみを運転している場合はあきらかに過大になるでしょ?
甲乙双方を運転している場合に合わせちゃうと、更に条件は悪くならないのかな?

的外れな質問かもしれんが、経済学でいう『パレート最適』みたいなものが、機械工学の
世界にもあるんじゃないかなと思って。

>関連民生品を掻き集めて、機器重量が概ね1基あたり45トン、1隻に2基搭載で機器重量90トンと試算
いやいやいや、重量はさておき、設置するための面積と容積はどうするの?
タービンはともかく、廃熱ボイラと復水器ってすごく嵩張ると思うんだが?
湯を沸かす熱源を自ら抱え込んでいる普通のボイラと排ガスをとことんまで搾り取る廃熱ボイラとでは、
原理どころか構造も効率も大違いだから、どうしても嵩張るんじゃないかな?

例えば、むらさめ型以降のDDは基本同一船体を設計で流用しているそうだから、おそらくもうこれ以上の
設備・機器類の登載は厳しそう。
これに両棲式プラントを据え付けようとすれば、船体寸法(及び強度)も拡張しなきゃ無理。
ガスタービンと比較すれば重いボイラや蒸気タービンを船底近くに置くことで重心点を下げられるのは、
友鶴事件や第四艦隊事件の悲劇を(ライブではないが)知っている日本人としては好感が持てるんだが、
いまでも深刻な人手不足なのに、これ以上艦船乗組員を増やすことへの手当はあるの?
8200トン型の次のDDG(金がないから、当面これ以上のDDGは買ってもらえそうにもないが)に登載する
ケースを考えているのであれば、やはりこれも素直に船体延長して燃料タンク増設する方が楽だよ。
排気廃熱量の問題は、排気管に熱交換器を取り付けて造水装置として使ってもまだ余るのなら、思い切って
船底から海中に排出する方がシンプル・イズ・ベストじゃない?

別スレでやってる9500トン型DDH(しらね型の純粋拡張版と俺は理解しているんだが)に、一から新規設計で
据え付けるのならなんとかなるかもしれんが。