1秒間に撃てる弾の数を増やすために開発された多砲身機関銃、いわゆる「ガトリング」式を手持ちできるサイズにまで小型軽量化した「XM556」の開発が進んでいる。

テキサス州にあるエンプティ・シェル社が開発中のXM556は5.56mm弾を使用する機関銃。最短の設定では全長わずか22インチ(約56cm)、
重量は16ポンド(約7.3kg)で、これは現在使用されているM249軽機関銃よりも1kg近く軽量。
大型ハンドガンとそう変わらないサイズで、1分間に数千発の5.56mmNATO弾をばらまくことができる。

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テストの様子。空包を使用しているために銃の反動はほとんどないが、すさまじい量の火薬ガスが紙ターゲットを揺らしている。

XM556 Microgun (5.56mm) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BRO5W7uxZfw


ちなみに本家M134ミニガンを開発したジェネラル・エレクトリック社も手持ち用途向けにスケールダウンしたXM214を60年代末に試作していたが、
こちらはひっそりと歴史の闇に消えてしまった。XM556の販売は軍/LE向けのみになるとのことだが、
巨大な発射炎をあげるXM556の姿がミリフォトで見られる日が来るのかどうか、楽しみに待ちたいところである。

http://news.militaryblog.jp/web/Empty-Shell-Gatling-Gun-XM556.html