まず、護衛隊群の本来の任務は、1000海里シーレーン防衛構想対象地域(米海軍の極東へのアクセス経路、中国が言うところの第一列島線東側)における敵潜水艦の排除なわけだが

そこは空自のエアカバーの範囲外であり、なおかつキッチンを搭載したバックファイア爆撃機に襲撃される危険性が高まったからこそ導入されたのがイージス艦だ
当時バックファイアが搭載していたキッチンは、ロケットエンジン使って高空を超音速で突っ切ってくるタイプのASMだったので、水平線内の目標しか攻撃できないイージス艦でも充分迎撃可能だったろう

だが現在血気盛んな中国軍は、長距離進出してきたISR機でSAM射程外から艦隊を捕捉し、そこから情報を得た水平線下の艦艇や航空機からシースキミングミサイルを大量発射してくると考えられる
その際ISR機を撃墜してキルチェーンを断って攻撃を阻止する、あるいは水平線下に潜むミサイルプラットホーム(艦艇や航空機)を捕捉・攻撃する手段としてF-35Bを配備するのは悪くないだろう

敢えてF-35Bを搭載した空母の可能性を探るとこんなもんか