>>691
>だから、牧野氏自身も410mm上部装甲の取り付け強化自体は計画当時も主張してないじゃん。

牧野氏は射撃実験で装甲押し込まれが発生した時、防水隔壁を内側に設けるよう提案したが艦政本部に拒否されている
取り付け強化自体を当時主張しなかったのはその通りで、計画時に構造強化をしなかったことを設計者として反省してる訳
「筆者が問題として取り上げた所以は、設計の段階で弱点を見落としたことにある」と明記してる通り

前にも書いたが、この比較論のなかで、日米戦艦のどっちが良いかダメかという優劣論は出てこない
相違点が述べられているだけ

大和型の装甲継手に弱点はあったが、米艦にも弱点はあったから、大和型の弱点は問題ないと言いたいなら、根拠として比較論を引っ張りだすのは間違い

>書いてある反省、強化策は水中弾装甲との接続部の事で、牧野氏はサウスダコタ式でも押し込まれる
>という米側の実験結果を知らないから、米式は問題ない、それにひきかえ我が方は良くなかったって感じの論調。

「論調」とは何なのか不明だが、上記の通りそんなことな言っていない

>仮に、液層併用と取り付け強化策を行ってた場合、それで果たしてTNT爆薬900〜1,200ポンド相当の威力に
>耐えられたのかどうか、そういう考察も全くなされてないだろ?

「防弾アーマーのバルジ層に液層が設けられていた場合は、爆発圧が防御アーマーの全面に分布し、上部取り付け構造の弱点を著しく救済したであろうと認められることである」と言ってるね

日米戦艦比較論を持ってるなら、よく読んだ方が良いよ