>>759
もちろん一撃講和が主目的ではある。
戦力すりつぶしが副次的目的だなんて狂ったことは文民も軍人も言えない。

が、実際問題、一撃講和は、こちらの戦力を残して米軍のみを削らないと成立しない。

決戦で戦力10対30→5対20だと、偉大な戦術的勝利だが、戦略的には決戦前より不利になってて敗北。
米軍の侵攻は決戦前より早まってしまう。
決戦後に8対20くらいにしないと。
これは大戦後半の日本軍プレーヤー共通の悩みではある。

しかし質量ともに上回る米軍に、自軍の損害を遥かに上回る損害を与えるなんて無理。死兵と化しても相打ちがせいぜい。
実際は10対30→5対28で上出来。
決戦するほど不利になる悪循環。
むしろ一撃講和論は米軍の手間を省いてるまである。

が、まあ、決戦せずにWW1ドイツ海軍のように現存艦隊で逃げ回るのが良いのか?
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