2)海岸突撃と全滅
ここで直進すれば東金ですが、そこに【米軍主力が蝟集】していると戦車第一師団では予測しており、
そのまま正面から東金の米軍に突っ込むのは効果が少ないと考え、大網白里へ迂回し東金付近に展開する米軍とと一宮付近に上陸した米軍の間隙を突き、
一気に海岸に進出、集積物資、司令部、砲兵陣地を襲撃するという計画。

(攻撃発起から海岸までだけで、日本最有力の機甲師団である
戦車第一師団の少なくとも戦力の50%は戦闘消耗するとの予想も記入されていました。
まあ、そのまま海岸で暴れれば半日と立たず玉砕は確実))

なお、戦車第一師団の突入前には戦車第47聯隊、戦車第三旅団、戦車第四師団が展開していますが
戦車47聯隊:米軍上陸当日の夜襲が可能な位置
戦車第三旅団:同じく米軍上陸当日の夜襲が可能な位置
(3DGの2個聯隊に各戦車1個中隊を配属との資料あり)

戦車第四師団;翌日夜襲、もしくは東金の米軍阻止に投入か?
(まさしく予備部隊としての役目)

そして戦車第一師団が2日〜3日目には大網白里に展開

この上陸から数日間に戦車3個師団相当の部隊が連日のように米軍に突撃をかける目途が立つのです。

ここに内陸持久を行う意味があるのでしょうか?
上陸途上の米軍に対し、短期間に最大限の損害を与えるチャンスがあるというのに!!!
ならば、戦力温存は捨て、この逆襲に呼応して局所逆襲を反復し主逆襲に寄与すべきではないのか!

本土決戦の本当の作戦期間は1週間
それ以上の期間は不要、持久も不要、すべてをこの1週間にかけ・・・

全軍吶喊!目標汀線!がお、がお〜!