>>75 当時の状況について、源田参謀が回想していますが、

「敵空母の位置は、味方から約210浬離れている。
敵の艦爆や艦攻は味方まで届くだろうが、艦戦は航続力不足で付いて
来られないだろう。

敵が艦戦を伴わなければ、わが上空警戒機で十分に防御できる。
戦闘機を付けて来るならば、もっと距離を詰める必要があろう。
その場合は、敵機の来襲は遅れることとなる。

すなわち敵空母機の来襲までには、まだ時間的余裕がある」
              (『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』)p290