海外で自衛官が味わわされた屈辱とは
2017年7月25日 6時10分 デイリー新潮
http://news.livedoor.com/article/detail/13381792/
パーティで赤っ恥
さて、大使館ではパーティが開かれることが珍しくない。
そうした場合、勲章(メダル)がないとどうなるか。自衛官は恥をかくことになるのだ。
「大使館主催のフォーマルなパーティーの場面を想像してみてください。
男性は『ブラック・タイ』、女性は色鮮やかな『イブニング・ドレス』。なかには制服姿の各国駐在武官もいます。
みな、胸に勲章をほこらしげにさげています。そのなか、ひとり、勲章のない軍人がいます。そう。日本の駐在武官ならぬ『防衛駐在官』です。
日本の事情を知らない北欧諸国の駐在武官がたずねます。
『君は、どこの国の駐在武官だ? なぜ勲章をさげてこないのか?』
そう聞かれた日本の一等陸佐が恥ずかしそうに答えます。
『私は日本のミリタリー・アタッシェ(駐在武官)です。実は、わが国には憲法9条があり、日本に軍隊はありません(以下略)』
かつて防衛省の正式な検討会議に提出された報告書でも『国際社会における儀礼上の基準と整合性が図られていない』と指摘された深刻かつ重大な問題です。
米軍との連絡幹部を務めると、米国連邦政府から勲章を与えられることがあります。
その後、昇任して一佐や将補となり、防衛駐在官としてワシントンDCに派遣されると、どうなるか。
正式なパーティーで「防衛記念章」は失礼に当たります。なにしろ、バッジ(略綬)ですから……。
着用すべきは、正式な勲章(メダル)のみ。でも、それは一つしかありません。仕方なく、それをさげると、今度は、こう聞かれます。
『君は、どこの国の駐在武官だ? なぜアメリカの勲章をさげているのか?』
海外で、自衛官がこんな恥ずかしい目に実際に遭っていることを多くの国民は知らない。
潮氏は、こうした事態を「憲法9条がなければ、けっして起こり得ない喜劇」であり、
「正式な軍隊なら、けっして起こり得ない悲劇」だと断じている。まさに知られざる憲法9条の負の面である。


そんな勲章ごときで憲法9条改正しようとか、そんなのだからフジテレビにリークしたりするんだな。