「戦狼(ウルフ・オブ・ウォー)」シリーズや「空天猟」などの映画が続々と公開されるにつれて、
軍事をテーマとした映画ブームはどんどん高まる一方だ。

これらに続き、中国海軍による海外救援を初めて全面的に描いた映画「刀鋒−紅海行動」が時間を追って製作中だ。

映画「メコン大作戦」の全面アップグレード版である同作品は、
モロッコでロケを行い、陸・海・空軍が揃って「参戦」する。

博納影業集団(ボナ・フィルム・グループ)の于冬総裁は、
「『刀鋒−紅海行動』によって、中国海軍の強大なる軍事装備が初めて明らかにされた。
きっと世界トップレベルの映画となる」と自信満々に話した。北京晩報が伝えた。

〇出演者からはケガ人続出、監督は命がけ

中国人民解放軍の特殊部隊「蛟龍突撃隊」の隊長を演じた張訳(チャン・イー)は、
「撮影中に、出演者は全員、程度の差はあるが傷を負った。
だが、監督ほど命がけとは言えない。監督は一日最長20時間も撮影を続けた。
ある時、車が急に方向転換したため、監督も車ごとひっくり返ったため、現場にいた人々は驚いて固まり、監督も負傷した」と話した。

また、爆破実行隊員を演じた杜江(ドゥ・ジャン)は、
「傷跡は軍人の勲章であり、我々が負った傷は全て、この映画の最も栄えある勲章となるだろう」と感慨深げに語った。

「刀鋒−紅海行動」のような厳粛な軍事行動をテーマとする作品を製作するにあたり、
林超賢(ダンテ・ラム)監督は、各出演者に「鬼の特訓」を行った。

狙撃手役を演じた黄景瑜(ホアン・ジンユー)は、その特訓を受けた時、非常に深い印象を持ったと語り、
「今回の全ての撮影において厳しい訓練を受けた。軍人の夢を実現したと同時に、個人的にも大きく成長した」と振り返った。