>>143
クラウゼヴィッツは、防勢作戦の枠組の中での攻撃も考慮して、防勢の優位性を説いている。
それから見れば、ダウンは消極的に過ぎる。さらに、フリードリヒ大王は主君筋。
ただし、よくよく読み込んでいくと大王に対してもかなり辛辣なことが分かる。
フリードリヒ大王は、霧と摩擦は認めないデカルト派なので。

さらに師匠筋のシャルンホルストは、フリードリヒ大王亡き後の貴族連中の不安を利用して
軍制改革、参謀本部、陸軍大学をぶったてた。
この処世術を「怜悧なシャルンホルスト」という。
グナイゼナウ、クラウゼヴィッツは若干血の気が多いので戦争が終わると干されるが。