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疑問提議!

>ジョミニ(もっとさかのぼればヴォーバン)の系譜とクラウゼヴィッツの系譜は、用兵思想の二大潮流なんだよな

この2つの系統は確かに二大潮流であり、よく相反したものと捉えられる事が多いが本当に相容れないのであろうか?

ジョミニは戦争のハウツー
クラウゼヴィッツは戦争のホワイ

と言われます。
確かに戦争論は単なるハウツー本ではありません。

ですが、ハウツー的要素が存在しないか?というとそうではない。
実際はハウツー本として書き始めたら、それだけでは説明できなくなり、そこを突き詰めていったら冒頭の書きなおしにいたった(そして未完)
この戦争論の成立過程自体が、実はハウツーの理解がホワイ理解の前提とも言えるのではないか?

ホワイがあればハウツーは不要?
そんな事はないと思うのです。

両方存在し、そのハウツーの応用力を高める為にホワイの理解が必要になるのではないか?
(逆に、ホワイを理解するからこそ、ハウツーを的確に利用できる)

ホワイだけでは、不十分ではないのか?
二大潮流に分けて、相手を批判、否定する事は、そもそも大きな間違いではないのか?