>>145
いや、別に詳しくはないよ
単にエンジンのレイアウトと推力のベクトルから片発になったらどういう回転モーメントが発生するかといったことを物理のルールに基づいて考えているだけで
物理としては高校物理の初歩のレベルだよ

> 似たような感覚で着陸甲板を土砂とか運ぶトラックの荷台みたいにして垂直に引き上げて機首上げしたまま近づいて前輪をフックにかけるみたいな動きできないかな?

原理的には可能だと思うが、とてもリスキーだろうね
垂直に機首上げした姿勢は極めて不安定で少しの風でも姿勢や位置が乱れたりズレたりする
正に君の言うような方式で垂直離着陸する戦闘機を空母でない水上戦闘艦(駆逐艦や巡洋艦)で運用しようと
アメリカ海軍は実機まで試作して実験も行ったが全て放棄された
(今、手元に資料がないのでF-22といった機体コードを具体的に書けなくて申し訳ないがFV-??とかXV-??あるいはYFV-??などの機体コードを持ってたはず)

あと、>>146さんが指摘しているがロケットと違ってジェットエンジンは新鮮な=酸素がたっぷりある空気を吸い込まねばパワーを出せない
ところがそういう垂直着陸の姿勢で降下して地上に近づくとジェット排気が地上(あるいは甲板)に当たって上に跳ね返ってくる
このジェット排気は燃料を燃やした後の空気なので酸素はかなり少なく、こいつを降下中のジェットエンジンが吸い込むとエンジントラブルが発生しやすい

映画トップガンを見たことがあるなら好漢グースの事故死のシーンを覚えていると思うが、あれは訓練中にマーベリック機が教官機に対して射撃位置につこうとして
アイスマン機に前に割り込まれた後、アイスマン機の離脱時にそのジェット後流=ジェット排気をマーベリック機のエンジンがが吸い込んで
片方のエンジンがストールし推力を失い墜落&グース死亡という流れだった
あのジェット後流を吸い込むのと同じ類の重大トラブルが、地面に当たって上に跳ね返ってくるジェット排気を吸い込むと無視できない高い確率で発生し得るということだ