やっぱりsakerの分析が傑出してるよな

第二段階: 移動式の最新型短距離/中距離防空システムでシリアを埋めつくす

今の所、過去数年間に一体どのような防空システムを、ロシアがシリアに送ったのかは誰も知らないが、
これは明らかに、ロシアが取るべき道だ。出来るだけ多数の最新の移動型防空システムをシリアに送るのだ。
高価だが、ここで最善の解決策は、出来るだけ多数のパンツィル-S1移動型Gun/SAMシステムと、9K333 Verba MANPADを、シリアとイランに送ることだろう。
この二つのシステムの組み合わせは、特に彼らが運用可能な装置の位置を高い信頼性で予測する実際的な方法は皆無なので、
アメリカとイスラエルにとって、あらゆる種類の空爆作戦を大幅に面倒にするはずだ。
しかも、アメリカもイスラエルもシリア領空で国際法に完全に違反して活動しているのに対し、
シリア国軍は彼らの主権ある領空を守っているので、ロシアがシリアにそのような防空システムを引き渡しても申し分なく合法的だ。とりわけ、
これら兵器システムは移動型で、容易に隠せるので、英米シオニストが一体誰が実際に自分たちを撃っているのかを知ることが全く不可能なのだ 。

朝鮮やベトナムやレバノンでと同様、シリア防空システムを操作するため、ロシア人を派遣し、アメリカとイスラエル航空機が
空から落ち始めた際“ロシアがやった”ことを誰も証明することができないはずなのだ。

ロシアはCIAが良く言う“もっともな否認権”を享受できるはずだ。アメリカとイスラエルは、
もちろん、より弱い当事者シリアに敵対するだろうが、良い気分になれるだけで、
シリア領空が、アメリカあるいはイスラエル空軍にとって、より安全になるわけではないので、
現地に何の変化ももたらせないはずだ。