第三節 決戦
 対敵情況有利なる場合に於いては〜「アウト・レンジ」を行い先ず先制の一撃を加え
 好機近接し距離概ね30,000米に入り彼亦砲火を開始するや
 我舷側砲火の利く範囲に於いて急速接敵 19,000米以内に肉薄して敵の殲滅を行う。

 右接敵運動中「オブリク」角の利用、煙幕の善用に依り敵砲弾威力の減殺を図るの要あり
 此の場合 補助部隊は〜略
海軍軍戦備(1) P172

オブリクは戦艦部隊が19000m以内に急速接近する際に、後部の砲が利用できる範囲で活用する考え