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BTXは空自でいう複座戦闘機が行うような領域もカバーする高等練習機で、
下手な戦闘機並みの開発難易度がある代物

林富士夫・元空将が「軍事研究」10月号の「もうそんなに残っていないT‐4の寿命 急がれる空自次期高等練習機の開発 『JT-X』に要求される絶対条件」でJT-Xの取得形態の選択肢について以下のように仰られている

>航空機の取得方法には一般に既存機の改修、直接取得(外国からの輸入)、開発(国際共同開発を含む)の三つが考えられる
 ●既存機の改修としてT‐4をベースに能力向上する案やそのまま再生産する案も考えられるが、40年以上前の技術で作られた機体で設計のみならず構成部品や装備品も陳腐化している。第五世代戦闘機に搭乗するパイロットを養成するためには、新しい機体が必要となろう。
 ●F‐2後継機が例えばF‐35Aの追加などの完成機輸入あるいはノックダウンに止まるならば、航空防衛技術基盤を維持発展させる観点からJT‐Xはエンジンを含めて新規開発しなければならない。
エンジンはT‐4のF3をベースにF5、F7を開発した実績と十分な技術的蓄積があり、国内需要だけでも400基を超える調達があれば価格的にも十分コンペティティブなエンジンを開発できるからである。
また、課程教育の効率面から非AB(注:アフターバーナー〈注当ブログ〉)とAB付き二種類のニーズがある場合にも、国内開発のメリットと融通性が大いに発揮できるだろう。
●F-2後継機が国内開発となった場合でも、わが国の国家技術戦略から資源配分が許されるなら国内開発を追及すべきだが、戦闘機開発事業で航空防衛技術の継承が期待されるならば、米空軍T-Xやその他の外国製練習機の輸入なども選択肢になり得る