軍隊はいちど一つの兵器を採用して生産し弾薬も備蓄すると、そこから変えるのは
よほどのことがないとしない

英国の戦闘機が7,7ミリ機銃の多連装にこだわったのは、303ブリティッシュ弾の備蓄
が70億発もあって、戦後も世界中にあまっており、7.62×51mm NATO弾と置き換えられた
1950年代、豪州やカナダでタダ同然で放出され
ハンターは被甲弾の頭をヤスリで削り、鹿撃ちなどに利用した

大英帝国は世界中に歩兵銃の弾薬がある、それを共用できるということは
タダ同然で無尽蔵の資源があるということになる。だから12丁の機関銃をつけるという
大盤振る舞いで7,7ミリ弾をばらまいた

それ自体は威力がなくドイツ機は致命傷にならないとは言え、ショットガンで
うたれたように穴だらけになり、帰投してもスクラップになる機体が多かったという
また数撃ちゃ当たる式で、パイロットも死なないが重症を負うケースが多かった、