各国戦艦の主砲スペックについては、世艦818号の堤氏の記事に表がある
基準として横串が通っているかどうかは分からないけど

これによれば、ドイツSKC34の「装填速度」は26秒、アメリカ16インチMK7は30秒、イギリス15インチMK1は30秒

ドイツ戦艦主砲の特徴として、防御への重量配分を優先した主砲小口径採用、これを補うための高初速、高発射速度
ただしこれを莢砲へのこだわりとは結びつけていない

高初速化と相関する装薬量の違いはある
上記のイギリス15インチ砲196キロに対してドイツ212キロ
これは日本の3年式41センチ砲の219キロも上回る

この重い装薬を迅速に装填するために薬莢を採用したとも考えられるが、堤氏は、薬莢の採用は重量よりも保管と取扱の簡便さを優先したためと書いている

ドイツだけが他国は見向きもしなかった莢砲にこだわった理由としては、ちょっと物足りない気はする