>>974
いや、たかだか試作エンジンが一つできたぐらいで有頂天になって航空宇宙分野で実績を積み重ねてる中国を
侮るのは危険だろって話だけど。これも下手すりゃ10年前の中国にようやく追いついたみたいなもんだろ。


>>976
まず二段燃焼サイクルはいくつかあるロケットの燃焼方式中、現状では最も燃料のポテンシャルを引き出せるタイプ。
その上で、この方式は燃焼中にエンジンを熱から保護するために酸化剤か燃料のいずれかの供給量を増やすことから
それに応じて酸素リッチと燃料リッチの2タイプに分けられる。
燃料リッチは技術的には楽だが、全ての燃料で使えるわけではない(LE7のような水素燃料では問題なく使える)。
一方酸素リッチのエンジンがあると、ケロシンのように液体水素より安くて体積あたりの推力の高い燃料が使えるようになる。
つまりより小型でかつパワフルなロケットが低コストで作れる。
ケロシンは燃料リッチのエンジンで燃やすとススが大量に出て詰まるので、酸素リッチのエンジンが必要。
しかしこれは上述のように超高温環境下で反応性の高い酸素に耐えるための高い技術が必要になる。