防衛大臣記者会見
日時平成30年10月5日(12:00~12:39)   一部抜粋

Q:F-2の後継機についてですが、既存機の改修ではなくて、
  新規開発をする方針を固めたとの一部報道がありましたけれども、
  現在の検討状況について聞かせてください。

A:報道は私も承知しておりますが、現段階で何かを決めているということはございません。
  当然、国内開発あるいは共同開発、新型機あるいは派生型にするかというオプションはありますが、
  それぞれについて検討を深めているところでございます。
  F-2が退役・減勢をしていく15年後位を目途に、これから大綱・中期防の議論などを通じて、
  将来のわが国の戦闘機体制のあり方について検討を深めて判断をしてまいりたいと思っておりますが、
  今の段階で何か決まっていると、確定的な方向があるというわけではありません。

Q:F-2の後継機に関してお伺いしたいのですけれども、大臣就任後の記者会見でF-2の後継機について、
  日本の技術力をできるだけ活かした形でという主旨の発言をされましたけれども、
  これまで戦闘機の選定では、米国製の戦闘機であったりとか、日米共同開発の形がほとんどだったと思うのですけれども、
  今回、相互運用性とかの観点から、同盟国である米国との関係性についてどのようにお考えでしょうか。

A:この間は、確か何も決まっていないけれども、わが国の技術であるとか、わが国の防衛産業基盤というものがしっかり活かされる形が望ましいと思うけれども、
  色々な選択肢をこれから検討していきたいと申し上げたと思います。
  先ほども申し上げましたが、色んなオプションがある中で、国内独自開発とか、あるいは、
  おっしゃったような共同開発、共同開発と言っても日米でという場合もありますし、多国間でという場合もございます。
  それから、まるっきり新型機にするのか、あるいは、既存のものの進化型というか、派生型にするのかという選択肢もありますので、
  色んな可能性を俎上に挙げて、しっかり検討した上で、方向性を定めていかなければいけないと思っています。
  今、何か一つの方向が定まってきているというわけではありません。