>>977の続き
兵要地誌とは独大モルトケが特に熱心だったもので、
地図の収集のみならず実際の地形の確認の他、
軍事、地理、気候、風俗、産業等あらゆる情報を網羅し常に更新するものです。

優先順位は当然ありますが極論的には、
将来自国の軍事作戦が何処と関係するか予測ができないので、
可能な限り国内外問わず全世界から収集するというものです。

かつて大モルトケがオスマン帝国に派遣された際に彼が作成した同方面の兵要地誌が、
WW1時のガリポリ戦線等で役立ったとも言われています。