昨日の日経新聞を読んだ
結論を先に書くと開発方法明示の先送りであって開発の先送りではない
長文を読まないとか言ってる人は確実に意味と取り違えると思った

開発方法と@国内開発 A国際共同開発 B既存機改修で
LMが提案した内容はBの既存機改修に該当し新規開発は@とAが該当することになる
日経新聞の記事の中でも書かれているように防衛省は新規開発が必要と判断した模様とある
つまりBの既存機改修は事実上選択肢が外れていること記事の中で示唆している
これはほぼ毎日新聞がLM案は選考漏れしたという内容とほぼ同じだ

日経新聞の書き方の問題点だが見出しだけ読むのと記事をよく読むのとではぜいぶん印象が違うことになる
長文読まないとか言ってる人は誤認するようになっている

Aの国際共同開発というのは海外と戦闘機開発・配備の計画統合から自主開発への海外企業の部分的参加も考えられる
日経新聞でもテンペストとかと計画をする可能性は懐疑的に書かれている
確かに英国との計画統合や独仏との計画統合なんてのは現実的ではないことがわかる

事実上選択肢として残ったのは国内開発と自主開発案に海外企業が一部参加する共同開発案しか残っていないと推測できる
両案の差異は海外企業が絡むかどうか程度の差しかなく国内開発と共同開発という開発方法の選択をわざわざ決める必要がない
だから開発方法の明示をせずに開発の着手の方向性を示すだけになったのだろう

開発の延期ではなく開発方法の明示の延期だということ
日経新聞の記事の問題点は見出しを見ただけと記事を読むのとは大いに印象が違うこと
それとLM案も単なる大雑把なコスト算出であり具体的な役割分担など決まってないことを誤認していること
現時点では細かい役割分担は自主開発案も既存機改造案も決まってはいないことをわかっていない
ここら辺は一連の報道してきた面子がそう書かせたのだろう
 
記事をよく読むと単なる設計案のコンペから具体的開発計画の策定に動く出しているとわかる