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スバルは、2018年10月17日、SUBARU航空宇宙カンパニー(栃木県宇都宮市)が防衛装備庁より受注している「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」について、飛行試験機の初飛行に成功したと発表した。

 スバルは、小型航空機や無人航空機をはじめとする航空機のシステムインテグレーションに関して、40年以上に渡る開発経験により培った技術基盤を持っている。今回の初飛行の成功には、その技術と経験が充分に発揮されたと言える。

 今回の「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」は、平成26年度以降に係る防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(平成26年度〜平成30年度)(平成25年12月17日 国家安全保障会議決定・閣議決定)によってスタートした事業だ。
航空機に搭載した小型赤外線センサーによる弾道ミサイル警戒監視システムの実現に必要なシステムインテグレーションについて研究し、将来の装備品等に反映するというのがその目的だ。

 初飛行では、スバルのテストパイロットの操縦により10:08に陸上自衛隊・宇都宮飛行場を離陸後、周辺空域で1時間弱の飛行を行なった。

 この飛行試験機は、既存の小型航空機を改修したもので、警戒監視用の小型赤外線センサー、高度な飛行制御システムを搭載している。

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