>>196
いやゴメン。
艦底〜上甲板まで6階建て平甲板の独米英新戦艦に対して、リットリオは最上甲板まで7階建ての長船首楼やね。
んで、1階ぶん多いからリットリオの船体は天地方向に存外厚い。

BATTLESHIPSにはリットリオの船体高さは14.4mとあるがこれは恐らく艦尾まで連続全通してる上甲板までの高さでしかなく、艦底から最上甲板までだと
最低でも16.5mはあるハズ。
これは大和の18.9mやネルソンの16.9mに次ぐ値で、16.15mのアイオワや16mのヴァンガードよりも高い。

してみると、そういう手間ヒマ重厚な船体に15インチ3連装3基を積んで対応防御30ktのリットリオを重量制限下の35,000tに頑張って収めてみようと云う
見通しは設計の段階から甘かったか、最初からその気が全く無かったかのいづれかに相違ない。
まあ15インチ砲を8門以上積んで対応防御30ktなら、どだい35,000tに収めるのは最初から不可能なんだけども。


>>198
大和とミズーリとビスマルクを1/700フルハルで並べると、最大幅部から前後へ弧を描いて収斂するビスマルクの幅36mというのは要するに弧の一点だけで
基本的にはスマートな艦である事が判る。

ミズーリはやや幅が狭いが最大幅のままの直胴部が長く艦尾もデブで上下方向へはビスマルクより厚いから、意外にボリュームがある。
ただ幅に対してやけに船体が長く艦首もヒョロ長いので、見るからに脚が速そうで洗練されてもいるが、手際よくまとまった上構にはなぜかインスタント感
も出てしまっており、全艦から不吉な悪党感を放つビスマルクにはその点で及ばない。
また、ロドネイあたりの主砲を明らかに凌駕している筈の長砲身16インチ砲塔がこれまたスマートにまとまっちゃっててやけに無表情なもんだから、むしろ
ロドネイの3連装のほうが口径なりにふてぶてしくご大層に見えちゃってるのも如何なものか。

大和はほぼミズーリと同等の長さに加えて、左右上下方向へのボリュームがあり、上構は最も小じんまりと密集している。
つーか、46サンチ3連装でけぇ。しかもその主砲に船体が負けてねぇ。なんだか嬉しい。

【結論】どれも違うカテゴリーの艦に見える。並べてニヤニヤするなら同じ国同士の艦に限る。