>>822
チャクリ・ナルエベトは公式には「外洋哨戒ヘリコプター母艦」(OPHC)」とされている。

自称はともかく、ナルエベトの設計はアメリカが構想した制海艦(SCS)のプランをほとんどそのまんま流用した
スペインのプリンシペ・デ・アストゥリアス級の縮小型なので、そういう意味では設計段階から「VSTOL航空母艦」として
設計されてるから、「空母である」としても誤りではないだろう。

ひゅうが型やいずも型がどの程度最初から「空母として」設計されているのか、本当のところは発注した防衛省と
設計して建造した造船会社しか知らないだろうが、とりあえずいずも型を巡る最近の報道がそうであるように
「改修すれば空母となる」のであれば、逆説的には「今の段階では空母として使えるものにはなっていない」
ということになる。

なので、「ナルエベトは空母である」も「いずも型やひゅうが型は(少なくとも現状では)空母ではない」も、概念としては両立するだろう。