>>718
軍オタ、特にF-35でホロホロしているようなのは大概において模型か撮影が出自なんで、視点が兵器や戦闘にフォーカスされていて
オペレーションや戦略レベルの抽象的な思考力が欠乏しているよね。

さらにそこから限定戦争や局地戦などの日本が有利な状況に条件を拘束させて、スペックありきで自衛隊の優勢を喧伝するいつものパターン。

例えば、自衛隊が参加しているリムパック演習ってあるだろう。
冷戦時代は米ソ間の通常戦力による艦隊決戦が行われる想定で演習を行ってたんだけど、本当に米ソ間の戦争が勃発したら、
開戦から5分以内に全面核戦争にエスカレーション化して、60分以内に米ソの主要都市は壊滅し、
米軍が保有する13個の空母打撃群も30分持たずに1つ残らず殲滅されると想定されていたわけよ。

でもそれを言うと演習が成立しないので、非現実的な限定戦争という枠の中で
艦隊決戦が行われるというフィクションを設定し、仮想上の軍事演習を行ってきた。
当然アメリカ側が勝利するためのオペレーションプランが策定される訳だけど、限定戦争というフィクションとして、
軍事オプションが成立したとしても、これは国家政策として選択可能なプランとは別物だし、戦争の大局を支配する戦略とは別物なわけ。
核戦略という戦略レベルが戦争政策を支配するので、それよりずーと下にある艦隊決戦を想定したOPプランは成り立たないわけね。

で、米軍が中国と戦争出来るわけねーだろう。

中国は核保有国だ。偶発的なリスクが過大で、限定的などのような過小な攻撃であっても、アンコントローラブルで、
全面核戦争や宇宙戦争にエスカレーション化を担保する保障がない。
さらに上の方に書いたが、極東アジア地域という空間での中国の地理的優位に対し、米軍は劣位な状況だ。