>>388
目的は制空戦闘で一緒じゃないかな
もちろん陸上運用と艦載機という違いはあるけども

自分が言っているコンセプトというのは機体の基本計画のこと
F-14もF-15もベトナム戦争で想像を超えて米軍機が落とされた戦訓を元に機体の仕様が決まっているが
F-14は長距離攻撃能力を重視し、また可変翼の採用であらゆる状況で良好な機動性を得られるよう作られた
F-15はEM理論の適用=軽量化と高出力化・低抵抗を重視して作られた

結局のところ、基本設計においてF-14とF-4の違いは可変翼という点ぐらいしかない
この辺りは可変翼を組み込むのが元々のプロジェクトのうちだったので仕方ないけどね
そしてその可変翼も大幅な重量増とコストアップに見合うほどの性能向上は見られなかった
なので、戦闘機としては時代の技術進歩に合わせて強化されたF-4という感じにまとまっている

逆にF-16が出来たあたりから4.5世代機までの機体を眺めると明らかにEM理論もしくはそれに準ずる理論の適用が各国の開発で意識され、実際にその設計思想の機体が戦争で結果を出している
ということで、結果論になるがF-14のコンセプトよりF-15のコンセプトの方が優れていると言えると思う


F-15を艦載機化してフェニックス積むとなると、もはやF-15ではなくなると思うが、F/A-18から余計な機能を取っ払って制空機化させたと考えれば、F-14より強くなったんじゃないかな
F/A-18の原型機のYF-17はEM理論上はYF-16より性能が高かったし、競争試作での評価も高かった
で、YF-16を元に作成されたF-16の当時の空戦性能はF-15と大差なかった
なぜかというと、現在でこそBVR戦能力の差が大きくなってきたが、当時のミサイルはF-16が全力で回避機動を取ればかわせる程度の性能しかなかった
そのため、F-16ではコスト高騰を招くBVR性能は重視されていなかった経緯がある
なので、艦載機型のF-15を作ったとしてYF-17相当の機体になったとしたら十分F-15相手に戦える機体になったと思う