"イージス・アショア商戦"に三菱重工と暗躍
三菱商事が隠す「武器商人」のウラの顔
ttp://www.zaiten.co.jp/latest/2018/12/zaiten-20192.html
「SSRの提案書は2万3千ページもある膨大なものだったと聞いている。関係者は果たしてこれを読んでいたのか。
それだけで、1千億円を超えるレーダーに決めてしまった」(防衛省関係者)

未完成のSSRは配備に当たってのテストを行わねばならないが、その費用負担は日本側が負うことになるようなのだ。
元海将補でイージス艦の調達実務にも携わった坂上芳洋が指摘する。
「防衛省内局はSSR導入に当たり、イージス武器システムとの連接試験だけで可能と判断していたようだが、SPY−6
と同程度の試験が必要。同レーダーは全ての諸試験が完了。その費用は5億ドルだった。
SSRはDCSでの調達なので、米国政府は技術更新や維持管理経費には一切関知せず、すべての責任を日本政府が負わねばならない点も見過ごせない」

坂上はかつてレイセオンの上級顧問だった人物だが、本人は「防衛省は、実績のない概案のみのレーダーを経験に
基かない評価で選択した。防衛装備品は早期かつ確実な能力の保証が必須。費用対効果の高い獲得が優先される。
国民の血税を特定の企業のために使用することは許されず、経費高騰が予想されるSSR選定は再考すべき」と強調する。